85話 ページ38
秘密基地を作る為に、ゴミ山から木材、釘、ロープにトンカチと使える物全てを台車に乗せていく。
材料が一通り集まると、サボの書いた設計図を見て私は3人に指示を出した。
力があるエースには木材を切ってもらい。
不器用なルフィには手を伸ばして木材を運んでもらうので木の上で待機。
器用なサボにはエースが切った木材を骨組みしてもらう。
3人はニッと笑えば元気な声で返事をした。
『おうッ!』
─────
───
エースが切った木材を一箇所にまとめると、木の枝で待機しているルフィに声をかけた。
貴「ルフィ〜!そこから下に腕伸ばしてくれる?
私が木材を渡したら木の上に置いてほしいの!」
ルフィ「おうっ、わかった!」
ルフィが腕を伸ばすと木材持たせ、それを幾度か繰り返す。
木の上に木材が集まると、木を登って骨組みを作っているサボの元へと木材を運ぶ。
貴「サボ、木材ここに置いとくね。
ロープはまだ足りそう?」
サボ「ああ、今のとこ足りてるよ!」
骨組みが完成すると、床となる木材を置いて釘で固定する。
サボとルフィを下で休憩させている間に、エースははみ出てしまった部分をノコギリで切っていた。
少し心配で近くで見守っているが、エースは「大丈夫」の一点張り。
貴「エース、落ちないでよ〜?」
エース「わかってる・・・よっ!!」
はみ出た部分をある程度切ったエース。
足で折ろうとしたのか、板を蹴ると勢い余って自分も落ちそうになる。
エース「わあぁ!?」
貴「ちょっ、エース!?」
咄嗟にエースの腕を掴むと、エースは固定した床に掴まってぶら下がっている。
そんなエースを見て、サボとルフィは呑気にお腹を抱えて笑ってる。
サボ「はははっ。なにしてんだ!エース」
貴「どうして言ったそばから落ちそうになってんの!」
腕を強く握り締めると、グッと力を入れてエースを引っ張りあげた。
エース「悪ぃ、悪ぃ」
サボ「おーい!
そろそろ晩メシ調達しに行こうぜ!」
ルフィ「めしだーっ!」
貴「え、もうそんな時間?」
空を見れば、確かに太陽が沈み始めている。
ルフィ「エース!A!はやく行こう!」
エース「ああ!じゃあ行くか」
貴「うんっ!」
楽しい時間はあっと言う間に過ぎていく。
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ゆきだるま(プロフ) - すみません!64ページの最初の ルフィ「ルフィ!おめェはゆずみたいに掃除してから行きなっ!!」 の所ルフィーでは、ないと思いますが……あ、あと、これ!とっても面白いです!おもしろすぎて、笑っちゃいました! (9月3日 18時) (レス) @page17 id: b40822bf8f (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - ブラピさん» ありがとうございます!「面白い」と言ってもらえてすごく嬉しいです! (2015年11月22日 9時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
ブラピ - 小説とっても面白いです!更新頑張って下さい!! (2015年11月22日 2時) (レス) id: 428188b46b (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - ゆうこりんさん» ありがとうございます!提案ありがとうございます!これから書いていくうちにゆうこりんさんのアイディアを借りるかもしれません!No.1でもコメントしてくださってありがとうございました(*´罒`*) (2015年11月16日 0時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうこりん - すごいですね!更新頑張ってください!期待しています!後、迷惑かもしれませんがちょっと提案です。技で「水攻め」というのはどうでしょうか?相手の顔に水の玉を作って呼吸をさせない技です。どうでしょうか? (2015年11月16日 0時) (レス) id: 13da980614 (このIDを非表示/違反報告)
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