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75話 ページ28

サボ「A!晩飯は鹿にしようぜ!」


サボの提案に少し思案すると頷いた。

貴「最近ワニばっかだったもんね。
よしっ、今日は鹿を焼こっか」




ルフィ「 あれうめェーんだよなァ!早く狩りに行くぞ!」

気持ちが先に行ってしまっているルフィは軽い足取りで走って行く。



貴「あっ・・・ルフィ!」


エース・ルフィ『待ちやがれっ!』



先が読めないルフィの行動に、私達は慌ててルフィの後を追った。






鹿を捕まえた頃には辺りはもう真っ暗、
ルフィからは何度もお腹の音が聞こえてくる。

鹿を担いだエースとサボを筆頭に家へと戻った。





エース達は帰った早々、鹿をダダンさんに投げつけた。


サボ「晩飯だ」


エース「はやく焼け」


ルフィ「めしめしー!」




ダダンさんは派手に倒れ、目の前を通っていくエース達に声を上げた。


貴「ちょっと3人とも!」




私を無視してくつろぎ始めるエース達に、ため息を吐くと後ろ髪を掻いた。


ルフィ「A〜!腹へったァ、メシー!」


貴「はいはい、すぐに作るから待ってて」




ルフィのお腹はもう限界ということで、キッチンに向かうとすぐに料理を始める。

料理といっても肉を切り分けて味をつけて焼くだけ。




大皿に乗せて広間に運んでもらうとゴングが鳴ったように肉の争奪戦が始まった。



一息つこうかな、そう思ってハッと気がついた。

貴「・・・しまった、自分の分を取り分けるの忘れてた」





あの争奪戦に参加しないとダメなのか、そう考えると重い腰を上げた。

貴「よしっ、行くか──・・・って、サボ?」



サボ「ほら、これやるよ」

差し出された肉とサボを見ると首を傾げた。




サボ「取り分けんの忘れてたんだろ?
おれ、まだ食ってくるから。ほら!」



貴「ありがとう」

受け取るとサボは争奪戦に再び飛び込んだ。



よかった、サボのおかげで助かった。

そんな事を思っているとダダンさんに肉が飛び、
しまいには顔におちょこがあたって割れている。


ダダン「食い物粗末にすんなー!」





貴「やれやれ・・・」



重い腰をあげると3人を捕まえてお風呂場へと背中を押した。

貴「3人とも暴れすぎ!お風呂に入ってきなさい!」





楽しそうなエース達と反対に私達は食後恒例の掃除。

ダダン「はぁ・・・ったく、なんで毎晩毎晩
飯の後は大掃除になんのさ」



モップを動かしながらお風呂に耳を傾けると聞こえてくる笑い声にクスッと微笑んだ。

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ゆきだるま(プロフ) - すみません!64ページの最初の ルフィ「ルフィ!おめェはゆずみたいに掃除してから行きなっ!!」 の所ルフィーでは、ないと思いますが……あ、あと、これ!とっても面白いです!おもしろすぎて、笑っちゃいました! (9月3日 18時) (レス) @page17 id: b40822bf8f (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - ブラピさん» ありがとうございます!「面白い」と言ってもらえてすごく嬉しいです! (2015年11月22日 9時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
ブラピ - 小説とっても面白いです!更新頑張って下さい!! (2015年11月22日 2時) (レス) id: 428188b46b (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - ゆうこりんさん» ありがとうございます!提案ありがとうございます!これから書いていくうちにゆうこりんさんのアイディアを借りるかもしれません!No.1でもコメントしてくださってありがとうございました(*´罒`*) (2015年11月16日 0時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうこりん - すごいですね!更新頑張ってください!期待しています!後、迷惑かもしれませんがちょっと提案です。技で「水攻め」というのはどうでしょうか?相手の顔に水の玉を作って呼吸をさせない技です。どうでしょうか? (2015年11月16日 0時) (レス) id: 13da980614 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白花 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2015年11月15日 17時

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