62話 ページ15
エース「・・・そうか。でもおれはお前みてェな甘ったれ嫌いだしな」
あんなこと言ってるけど、私から見るとエースは嬉しそうに見える。誤解しがちだけど、ただ素直じゃないのだ。
さすが私の弟。エースと会話がヒートアップしていくところまでそっくり。
でも私とルフィ、そんなに性格似てたかなぁ。
ルフィ「甘ったれてねェよ!おれは強ぇんだ!」
エース「強い?どこが強いんだ!男のクセに泣いてばっかじゃねェか!」
ルフィ「トゲで殴られた事あんのかお前ェえ!おれは7歳だぞ!お前みたいに10歳になったら絶対泣かねぇし、もっと強ェ!」
エース「おれは7歳でも泣かねェよ!バーカ!一緒にすんな!」
バチバチと火花を散らして睨み合うルフィとエース。そんな光景を見ながら口元に手を当てると「ふふっ」と微笑んでしまう。
エース、素直じゃないんだから・・・。
とっくにルフィのこと認めてるくせにさ。
微笑んで見ているとエースはギロッと目を尖らせ、怖い顔を私に向ける。
エース「A!なに笑ってんだっ!」
貴「なっ、何でもありません!」
その睨みに思わずピシッと姿勢を正し、敬語になるとブンブンと首を横に振った。
サボ「ははっ・・・。とんだとばっちりだな、A」
貴「私、何もしてないのに・・・」
ルフィ「おれは誰よりも強くなるんだよ!すげェ海賊になるってシャンクスと約束したんだからな!」
エース「海賊!?お前が?なれるかっ!」
2人は火花を散らし歪み合う。こうなったら誰かが止めてあげないと収まらないだろう。
私とサボは顔を見合わせるとコクンと頷いて、2人の間に割って入った。
貴・サボ『はい、そこまで』
私はルフィを、サボはエースを宥めるが2人の意地は許さないのかまだ怒ってるようだった。
エース・サボ『ふんッ!』
サボ「なー、ところでよ。おれに一つ問題ができた」
ルフィ「問題?」
サボ「ああ、今回をかぎりにおれたち四人。完全にブルージャム達に命を狙われることになりそうだろ
貴「確かに・・・・」
ああ、とうとう私も海賊に命を狙われるのか・・・。
サボ「おれが今まで住んでたこの森はアイツらのアジト、海賊の入り江にも近い。例えば疲れはてて寝入ったとこを襲われちまったらおれはどうなる?」
エース「死ぬな」
ルフィ「うん、絶対死ぬ」
貴「生きてはないね」
サボ「だろう?そこで相談だ。お前達耳かせ」
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ゆきだるま(プロフ) - すみません!64ページの最初の ルフィ「ルフィ!おめェはゆずみたいに掃除してから行きなっ!!」 の所ルフィーでは、ないと思いますが……あ、あと、これ!とっても面白いです!おもしろすぎて、笑っちゃいました! (9月3日 18時) (レス) @page17 id: b40822bf8f (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - ブラピさん» ありがとうございます!「面白い」と言ってもらえてすごく嬉しいです! (2015年11月22日 9時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
ブラピ - 小説とっても面白いです!更新頑張って下さい!! (2015年11月22日 2時) (レス) id: 428188b46b (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - ゆうこりんさん» ありがとうございます!提案ありがとうございます!これから書いていくうちにゆうこりんさんのアイディアを借りるかもしれません!No.1でもコメントしてくださってありがとうございました(*´罒`*) (2015年11月16日 0時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうこりん - すごいですね!更新頑張ってください!期待しています!後、迷惑かもしれませんがちょっと提案です。技で「水攻め」というのはどうでしょうか?相手の顔に水の玉を作って呼吸をさせない技です。どうでしょうか? (2015年11月16日 0時) (レス) id: 13da980614 (このIDを非表示/違反報告)
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