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58話 ページ11

貴「ハァ、ハァ・・・。見つけた。あそこにルフィがいる」

何とか見つけだしたアジトを前に息を整え、いざ行こうとすると聞こえてくる誰かの声に足を止めた。

「あんな子どもを!町の保安官を呼ぼうか」

「ムダだ、このゴミ山に法律は届かねェ」


ゴミ山のおじさん達。どうやらルフィがポルシェーミにやられているのを見て心配してくれているらしい。

ルフィを連れて入るのを偶然見ていたのだろう。

貴「あの、おじさん達」


後ろから声をかけると2人は声を揃えて驚いた。

『うわァっ!!!?』


貴「ここにいたら巻き込まれるかもしれないので、ここから離れていてください」

そう一言だけ伝えると再びアジトへと足を進める。

「嬢ちゃん、まさかあそこに行く気か!?
やめときな!死んじまうぞ」


おじさんの引き止める言葉にピタッと体を止めると顔だけ振り返らせて静かに微笑んだ。

貴「それでも、あの子は大切な家族だからっ」



ポルシェーミがいるガラクタのアジトの前で立ち止まると勢いをつけて鉄パイプで叩き壊す。

「誰だっ!?」


破壊してできた穴を通ると中へと足を踏み入れると中は薄暗く、いかにも海賊のアジトらしい。

その時、血の匂いが鼻についた。


ルフィ「A〜ッ!!」

貴「ルフィ・・・ッ」

僅かに視線を上げるとそこには縄で吊るされて血まみれのルフィ。フツフツと怒りは込み上げてくる。

息を吐いて何とか冷静を保つと一言発した。

貴「ルフィを解放して」

ポル「A?・・・ああ、こいつの姉貴か。
ならエースって知ってるかい?」


手には棘のついたグローブ。

ルフィに打撃は効かないと気づいたか、ルフィが自分から話したか、どちらにせよルフィへとダメージは酷い。


貴「・・・知らないって言ったら?」

ポル「コイツと同じように吐かせるまでさ!」


ポルシェーミは棘がついたグローブを私目掛けて拳を振り下ろす。


ポル「な・・・っ!?」

拳は受けた箇所は水となって攻撃をすり抜ける。


ポル「まさか・・・お前も悪魔の実か。
だがお前一人でおれに勝てると思ってるのか?」


能力を使って体に水を纏わせていくと鉄パイプを構えて鋭く睨みつけた。

貴「お前なんかに私は敗けない・・・ッ!!」

ポル「その度胸だけは認めてやる。なあ、おれ達は金さえ返してもらえばいんだ、金をどこに隠した!?」



私の倍以上ある大人。

私は無謀なことをしているのだろうか。

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ゆきだるま(プロフ) - すみません!64ページの最初の ルフィ「ルフィ!おめェはゆずみたいに掃除してから行きなっ!!」 の所ルフィーでは、ないと思いますが……あ、あと、これ!とっても面白いです!おもしろすぎて、笑っちゃいました! (9月3日 18時) (レス) @page17 id: b40822bf8f (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - ブラピさん» ありがとうございます!「面白い」と言ってもらえてすごく嬉しいです! (2015年11月22日 9時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
ブラピ - 小説とっても面白いです!更新頑張って下さい!! (2015年11月22日 2時) (レス) id: 428188b46b (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - ゆうこりんさん» ありがとうございます!提案ありがとうございます!これから書いていくうちにゆうこりんさんのアイディアを借りるかもしれません!No.1でもコメントしてくださってありがとうございました(*´罒`*) (2015年11月16日 0時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうこりん - すごいですね!更新頑張ってください!期待しています!後、迷惑かもしれませんがちょっと提案です。技で「水攻め」というのはどうでしょうか?相手の顔に水の玉を作って呼吸をさせない技です。どうでしょうか? (2015年11月16日 0時) (レス) id: 13da980614 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白花 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2015年11月15日 17時

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