海軍日記(番外編) Vol3 期待の新人ガープの孫 ページ50
本日、最後の予定である体術指導。日も傾き始め、それも終わりをむかえようとしている。
コートを脱いでいた為 黒のタンクトップに短パン姿の私。それでも汗をかくと胸元を引っ張って拭う。
貴「じゃあ本日はここまでっ」
｢気をつけッ、A少将に敬礼！！｣
『ありがとうございました!!!』
コートを腕に抱えて持ち、部屋に帰ろうと足を進めようとして目元を細めた。
貴「今日の到着予定にはなかったはずだけど･･･」
大きな影が自身にかかると、目の前に降り立つピンクのコートに派手なサングラスの3mは優に超えた長身の男。
明日の予定がよぎると無下に扱うわけにもいかないので、一応は正面を向く。
貴「ドンキホーテ･ドフラミンゴですね。招集は明日の予定ですが、早いお着きで｣
ﾄﾞﾌﾗ「女海兵か。丁度いい、さっさと案内しろ｣
随分と上から目線だ。溜息を飲み込むと愛想笑いをする事もなく淡々と言葉を述べ、先に歩き始める。
貴「お部屋を用意しますが、少々お待ち頂くことに･･･」
体を横に逸らし、後ろの腰から短剣を抜くと見えない何かを弾けば、手や足を狙ってくる何かを短剣で押し返した。
息を一つ溢すと立ち止まった足を後ろへと向け、腕に抱えていた海軍コートを羽織った。
貴「なんの真似ですか。ここは本部ですよ」
ﾄﾞﾌﾗ「お前ただの女海兵かと思えば将校か。名は？｣
貴「私は案内するだけ、名など知る必要はないでしょう。次、同じ事をすれば置いて行きます」
静かに言葉を残せば背を向けて再び前を歩き出す。足音がする為、ついては来てるようだ。
ﾄﾞﾌﾗ「フッフッフッ。気が強ェ女は嫌いじゃないが、名ぐらい知りてェな」
貴「そうですか。それではコチラのお部屋でお待ち下さい｣
スルーしながら案内すれば、備え付けの電伝虫を手に取った。部屋の準備を伝える為だ。
受話器を持ち、返事をしつつ振り向けば背中を壁に着けて脚を振り上げた。
迫るドフラミンゴを脚でギリギリ押さえれば、会話を終わらせて受話器を置く。
ﾄﾞﾌﾗ「フッフッフ、何だつれねェなァ」
貴「ったく。そんなに知りたきゃ、吐かせてみれば？海賊らしくね。生憎、口は堅いわよ｣
ﾄﾞﾌﾗ「ホー、しばらくは退屈しなさそうだなァ」
静かに見据える私に対し、楽しそうに笑うドフラミンゴ。
何だか、面倒くさくなりそうな予感に思わず笑ってしまう。
──予感は当たり、ドフラミンゴに懐かれてしまうと頻繁にAの元を訪ねるようになったとか。
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白花(プロフ) - 皆さん、コメントありがとうございます！！一人ひとりにお返事が返せずに申し訳ありません。しっかりとコメントは一字一句もらさず見ております、何度も！カメさんペースの更新の中、読んで頂きありがとうございます。とても励みになる温かい言葉に嬉しくなりました！ (5月24日 17時) (
レス) id: f936ecd47d (このIDを非表示/違反報告)
ミーコ(プロフ) - 更新ありがとうございます!いつも読ませて頂いています。内容がとても面白いです。新世界編ではどんな感じに話が進んむのか気になりますね。続きがんばって書いてください!応援しています! (5月22日 19時) (レス) id: b974f3c01e (このIDを非表示/違反報告)
Keiko03090407(プロフ) - めっちゃ続き気になる(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))楽しみに待ってます (2022年12月10日 22時) (レス) @page33 id: 0dc3919b36 (このIDを非表示/違反報告)
ミーコ(プロフ) - 面白かったです!一気読みしました。このあとどうなるのか気になります!続き楽しみにして待っています!頑張って書いてください!応援しています。 (2022年9月4日 0時) (レス) @page28 id: b974f3c01e (このIDを非表示/違反報告)
あい - 本当に文を書くのが上手すぎて、一気に読んじゃいました！！これからも応援しています (2022年6月12日 14時) (レス) @page27 id: 86690bee99 (このIDを非表示/違反報告)
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