655話 ページ36
｢な･･･Aだとッ、嘘だろ!?アイツは戦争で死んだはずじゃなかったのか!?｣
｢革命軍がこの国に、若に何の用だ!?｣
辺りに飛び散るガレキ、砂埃が晴れてくると中から衛兵たちが次々に集まってくる。
貴「ゴメンなさいね、あなた達に恨みはないけど･･･ちょっと邪魔ッ｣
顎を引き、瞳孔をスゥっと開かせるとビリビリと激しい突風のように吹き抜けていく威圧。
集まった衛兵も皆 白目をむき、泡をふいて倒れていく。
体を覆い隠すマントは静かに揺らめき、警報ブザーだけがけたたましく鳴り響いていた。
ハイヒールの音、眉の端を僅かに上げた。
貴「誰･･･ドフラミンゴ以外に用はないわよ」
ガトリングガンを背にさげて、煙草を吹かしたメイド服の女性。
その後ろには特徴的な髪型、出っ歯にドンキホーテ海賊団のシンボルマークを付けた太ましい巨漢の男性。
｢誰｣なんて言っているが、潜入捜査する海賊団のメンバーなど当然 調査済み。
ベビー5にバッファロー、どちらもドンキホーテファミリーの幹部だ。
ﾍﾞﾋﾞｰ「王宮の目の前で これだけ派手に暴れまくって･･･アンタ、死にたいの？お望みなら、殺したげるわよ」
ﾊﾞｯﾌｧﾛｰ「んに〜ん、ベビー5待て！この顔、手配書と同じっ。本当に革命軍のAだすやん！」
貴「私が今、用があるのはドフラミンゴだけ。
ただの見物客なら･･･そこ、退いてッ」
ﾍﾞﾋﾞｰ「どうやら、死にたいみたいねっ」
向けられたマシンガン、硬化した拳を振り上げると眉をピクリと動かして後方へと視線を送った。
きたか･･･。
｢───ベビー5、バッファロー。手を出すな｣
ﾍﾞﾋﾞｰ「若っ!?」
ﾊﾞｯﾌｧﾛｰ「若！」
｢フッフッフッ、おれの国で随分と暴れてくれてるな｣
自身にかかる大きな影、手を制御されると後方を睨みつけながら腰にさげた短剣を掴む。
引き抜くと同時に手首に縛りつく''糸''の先を切り裂き、不敵に笑うその顔を見上げた。
貴「･･･ドフラミンゴ」
ﾄﾞﾌﾗ「フッフッフッ。A、生きてたか｣
超人系 イトイトの実の能力者、ドンキホーテ･ドフラミンゴ。主役の登場だ。
貴「遅い。あと数秒遅ければ、この子達･･･やってたわよ」
ﾄﾞﾌﾗ「フッフッフッ、そりゃ悪かった。
お前がここに来てるとは･･･少し信じられなくてな｣
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白花(プロフ) - 皆さん、コメントありがとうございます！！一人ひとりにお返事が返せずに申し訳ありません。しっかりとコメントは一字一句もらさず見ております、何度も！カメさんペースの更新の中、読んで頂きありがとうございます。とても励みになる温かい言葉に嬉しくなりました！ (5月24日 17時) (
レス) id: f936ecd47d (このIDを非表示/違反報告)
ミーコ(プロフ) - 更新ありがとうございます!いつも読ませて頂いています。内容がとても面白いです。新世界編ではどんな感じに話が進んむのか気になりますね。続きがんばって書いてください!応援しています! (5月22日 19時) (レス) id: b974f3c01e (このIDを非表示/違反報告)
Keiko03090407(プロフ) - めっちゃ続き気になる(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))楽しみに待ってます (2022年12月10日 22時) (レス) @page33 id: 0dc3919b36 (このIDを非表示/違反報告)
ミーコ(プロフ) - 面白かったです!一気読みしました。このあとどうなるのか気になります!続き楽しみにして待っています!頑張って書いてください!応援しています。 (2022年9月4日 0時) (レス) @page28 id: b974f3c01e (このIDを非表示/違反報告)
あい - 本当に文を書くのが上手すぎて、一気に読んじゃいました！！これからも応援しています (2022年6月12日 14時) (レス) @page27 id: 86690bee99 (このIDを非表示/違反報告)
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