第７１号 ページ24
貴「うん、これはちょっと･･･野崎には厳しそうね」
眉間にシワを寄せ、こめかみに指を当てて｢う〜ん｣と唸りを上げていると野崎の手が肩に乗った。
野崎「いや、A待ってくれ。俺も衣装を着れば上手くできるんじゃないかと思うんだ」
貴「･･･なるほど、まずは格好からってことね」
野崎「ってことで･･･あの、俺も衣装着てみてもいいですか？」
掘「おー｣
佐倉｢(野崎くんの衣装姿っ!!)｣
一応、衣装を着せてみてもう一度やる事になったのだが･･･。
貴「ねえ政兄。衣装着ていいって野崎に言ったけどさ、ここに野崎に入る衣装なんてあったけ･･･？」
掘「あー･･･アレだったら野崎でも入るんじゃないか？
ほら、勧誘の時に使うアレならな」
貴「あー、確かに･･･。
でもいいんですか？アレは衣装というか･･･」
なんて話してると舞台袖から出てきた野崎。
野崎「着られるサイズ、これしかなかった！」
中から出て来た野崎の格好は、キラキラとした目が印象的なクマの着ぐるみ。
貴「あれ、フリーサイズだもんね」
佐倉「うっ、うっ･･･よりによってあんな格好になるなんて･･･」
野崎の衣装姿を密かに楽しみにしていた千代は声を漏らしながら目に涙を浮かべている。
鹿島「う･･･うん、期待してたのに残念だったよね」
佐倉「あれじゃ、顔が見えない!!」
鹿島「見たいか!?」
〜＊〜
とりあえず、ルドルフとして王子役の遊と剣を交えることになった野崎。
しかし、剣の使い方が分からない様子。
野崎「先輩コレ、どうやって構えればいいんですか？」
掘「選択体育でやったことあるだろ。そんな感じで｣
野崎「ああ！」
男子の選択体育である剣道。
何となく雰囲気だけでも掴めればいいため、とりあえずは剣道と同じように剣を振れば大丈夫だろう。
鹿島「さあ！構えろ、ルドルフ」
遊が剣を野崎に構えると何を思ったか野崎は剣を投げすて、威嚇するように両手を振り上げた。
素手vs剣の戦い、お互いは見合ってじりじりと距離を保っている。
佐倉「野崎くんの選択は柔道ですよ」
掘「すげークマっぽいな」
貴「ルドルフがクマなんて、物語変わるわね｣
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ゆりあ(プロフ) - すごく面白いです！続きがとても気になります！待ってます！ (2020年4月26日 7時) (
レス) id: 45a22d77c5 (このIDを非表示/違反報告)
ルート(プロフ) - ！？！？！？！？更新されているだと！？お帰りなさい！！待ってました！読み返してきます！！ (2019年10月30日 22時) (レス) id: 099aeabd28 (このIDを非表示/違反報告)
カナ霆(プロフ) - とても面白いです！一気に読んでしまいました(´・ω・｀) 続きが待ち遠しくてなりません！ お体に気をつけて更新頑張ってください！この後の展開が気になりますねぇ(´ω｀) (2018年4月3日 20時) (レス) id: 63ee96b67e (このIDを非表示/違反報告)
one day - 細かいこと言って申し訳ないのですが、演劇部のプリンセスがプリンスになってますよ (2018年2月5日 18時) (レス) id: c1aec90cd0 (このIDを非表示/違反報告)
舞 - 続きが気になる！！！！更新ありがとうございます！！！！！更新ありがとうございます (2018年1月28日 0時) (レス) id: e7cea7fca8 (このIDを非表示/違反報告)
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