第６２号 ページ15
堀「よし、じゃあ始めるぞー･････って、野崎!?」
貴「えっ？････野崎!? ちょっと、何をして！」
舞台の上には何故か小道具の剣を手に持って、王冠を被った野崎の姿。
野崎「王子の代役を頼まれました」
堀「鹿島の代役!? あいつ何してんだ！」
野崎「俺の代役をしています」
堀「はぁ!? 何言って──」
不意に舞台下に目を向けると、そこには｢のざき｣と書かれたタスキを掛けてイスに座る遊。
貴･堀『･･････』
貴「野崎、悪いけど戻ってくれる？
今すぐに遊を連れ戻すから」
額に手を当ててため息を吐くと、ポンッと野崎の腕に触れて舞台下に飛び降りた。
貴「ちょっと遊!? 王子役のあなたがこんなとこで何してんのっ！早く戻りなさい！」
鹿島「あっ、ダメだよ！A！ドレスで舞台から飛び降りるなんて危ないよ！ヒールだって高いんだし」
肩を掴んでそう言う遊に向かって手を伸ばすと、頬をつまんで横に引っ張った。
貴「だ〜れ〜が！そうさせたと思ってんのっ!?」
鹿島「い、いひゃいよ！A〜っ･･･」
佐倉「か、鹿島くん！A･･･!?」
堀「Aっ、今すぐ鹿島を連れて来い。
説教は後でたっぷりしてやる！」
舞台から聞こえてくる政兄の言葉に動きをピタッと止めると最後ギュッと頬を引っ張ってから頷いた。
貴「ン、了解･･･｣
パッと手を離すと遊は頬を手で摩った。
鹿島「A、相変わらず本気でしてくるんだから」
貴「ハイハイ。いいから早く！
スタンバイしなさい」
遊の手首を掴むと舞台袖に引っ張って連れて行き、ようやく練習を始めることができた。
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ゆりあ(プロフ) - すごく面白いです！続きがとても気になります！待ってます！ (2020年4月26日 7時) (
レス) id: 45a22d77c5 (このIDを非表示/違反報告)
ルート(プロフ) - ！？！？！？！？更新されているだと！？お帰りなさい！！待ってました！読み返してきます！！ (2019年10月30日 22時) (レス) id: 099aeabd28 (このIDを非表示/違反報告)
カナ霆(プロフ) - とても面白いです！一気に読んでしまいました(´・ω・｀) 続きが待ち遠しくてなりません！ お体に気をつけて更新頑張ってください！この後の展開が気になりますねぇ(´ω｀) (2018年4月3日 20時) (レス) id: 63ee96b67e (このIDを非表示/違反報告)
one day - 細かいこと言って申し訳ないのですが、演劇部のプリンセスがプリンスになってますよ (2018年2月5日 18時) (レス) id: c1aec90cd0 (このIDを非表示/違反報告)
舞 - 続きが気になる！！！！更新ありがとうございます！！！！！更新ありがとうございます (2018年1月28日 0時) (レス) id: e7cea7fca8 (このIDを非表示/違反報告)
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