VOLUMU １０１ ページ6
路地の端に停車し、荷物を取るわけでもなくコンテナを開けて向き合っている２人の宅配業者。
ナンバーに目を向けると、レシートに書かれていた数字と一致する。
貴「手加減、ちゃんとしなさいよ･･･」
安室「あぁ、わかってるさ」
車を宅配便の後ろに停車させると、透はクラクションを鳴らした。
クラクションの音でこちらの存在に気づいた、2人の宅配業者。
安室「すみませーん。この路地狭いから･･･ちょっと譲ってもらえますか？傷つけたくないので･･･」
車から降りた透は、まるで何も知らないかのように装う。
あ〜ぁ、口角上げちゃって･･･。
本当に手加減するのか、あやしいところね。
｢あっ、あぁ･･･｣
｢･･･今すぐ｣
元太「探偵の兄ちゃん」
歩美「助けて〜!!」
コンテナの隙間から姿を現した子ども達は、透に向かって助けを求めた。
安室「あれ？君達、何やってるんだい？
そんな所で････」
｢い、いや、これはその･･･！｣
小太りの宅配業者はあからさまに慌て始め、コンテナを閉めて子どもを隠そうとする。
小さく息を吐くと、Aから瑞希へと偽り
助手席の扉を開けて外へと出た。
貴「透、何を話してるの？譲ってもらわなきゃ、通れないし･････''傷ついちゃう''でしょ」
歩美「！瑞希お姉さーんっ･･･!!」
貴「あれ？歩美ちゃん？｣
｢ガキと知り合いか･･･｣
貴「えぇ、そうですけど･･･。
一体何をしてるんです？」
メガネを掛けた細身の宅配業者は、私達に立ちはだかるように近づく。
｢見られちまったら、仕方ねぇ･･･。ガキを殺されたくなかったら、あんたもコンテナの中･･･──に!?｣
腹部に透の拳を喰らった宅配業者の男性は、顔を歪ませ呻き声を漏らした。
安室「言ったでしょ？傷つけたくないから、譲ってくれと･･･」
宅配業者は2人、透を一瞥すると小太りの男性に距離を詰めていく。
｢あっ、ま･･･待っ･･･｣
男性がコンテナに追い詰められ、逃げ場が無くなると片脚をコンテナ目掛けて蹴り入れる。
｢ひッ!! はっ･･･へ･･･!?｣
男性が目を向けた顔の隣には、少々へこんだ跡。
貴「･･･そうね。私と彼、どっちとやります？」
｢いっ･･･い、や･･･｣
笑顔で問いかけると、男性は参ったように手を挙げて腰が抜けたように座り込んだ。
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狐 - コメント失礼します！！『公安警察、通称ゼロ』とても面白くて一気読みしちゃいました！続きが出たらまた見に来ます！白花さんのペースで更新頑張ってください！ (2023年4月6日 1時) (
レス) id: ebafb93ab2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 145話、玲奈や玲菜じゃなくて、怜菜です。 (2023年2月14日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 144話、ハイピスカスティーじゃなくて、ハイビスカスティーです。 (2023年2月14日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 話数表記、ボリュームはVOLUMEです。スペルが違います。 (2022年12月12日 6時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - 面白くて一気読みしちゃいました！続きが気になりすぎる！！更新楽しみにしています！ (2022年5月11日 20時) (レス) @page47 id: 8779dd4f89 (このIDを非表示/違反報告)
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