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VOLUMU 144 ページ49

しかし、容疑をかけられている彼女らはすぐに反論する。

紅茶の色が違うためスリ替えられるわけもなく、被害者のカップにはレモンが浮かんでいたと・・・。

右から茶色、青、黄色の紅茶だ。

高木「被害者が飲んでいたのは赤っぽい紅茶ですね」

目暮「確かにそれじゃあ間違えないか・・・」


毛利「まあ、とにかく紅茶に毒を入れたのなら・・・その毒を入れていた容器か袋がどこかにあるはず」

顎に手を当てて考えを言葉にした毛利さんはパっと顔を上げた。


毛利「この病室を徹底的に調べりゃ、何か出てくるんじゃないんスか?」

目暮「ああ。今も犯人自身が持っているかもしれんし・・・」


毛利さんと話した警部さんは病室の入口で待機してもらっている友人3人に目を向けた。

目暮「なので、あなた方3人は身体検査を受けてもらった後、別室で個別に事情聴取をさせてもらいますが・・・よろしいですね?」

「え、ええ・・・」



───


最初に話を聞いたのは入院患者の高坂樹里さん。カップにティーバックを入れて湯を注いだのは彼女だ。

しかし、高坂さんだけがカップに触ったわけではなく友人2人も戸棚から出す際に触れているとのこと。


つまり、被害者のカップに全員の指紋が付いていてもおかしくないという事になる。

高木「しかし何で、あんなに色々な紅茶を?普通一種類ですよね?」

高坂「私がハーブティー好きなのをみんな知ってて、お見舞い品でかなり頂いていましたし・・・八方さんも持って来てらしたのでせっかくだから飲み比べをしようと」


毛利「なるほど、だとすると・・・飲み比べしようと持ちかけ、なおかつお茶を淹れたあなたなら、3人の中で一番毒入りのお茶を出す事ができるわけですな?」

高坂「そ、そんな事してません!」


毛利さんに疑いをかけられそうになり慌てる高坂さんは、その理由を話した。

お湯を注いだのはみんなの前で、その上 スリ替えをしたとすれば一目瞭然だと。


高坂さんが飲んでいたのは「バタフライピー」という青色の紅茶、被害者は赤い色の「ハイビカスティー」。

八方さんは茶色の「ペパーミント」、別府さんは「カモミール」という黄色のハーブティー。


貴「・・・・・・」

たしかにスリ替えたとしたら色でわかりそうだが・・・そう単純な話で終わらせるにはまだ早いわね。

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- コメント失礼します!!『公安警察、通称ゼロ』とても面白くて一気読みしちゃいました!続きが出たらまた見に来ます!白花さんのペースで更新頑張ってください! (2023年4月6日 1時) (レス) id: ebafb93ab2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 145話、玲奈や玲菜じゃなくて、怜菜です。 (2023年2月14日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 144話、ハイピスカスティーじゃなくて、ハイビスカスティーです。 (2023年2月14日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 話数表記、ボリュームはVOLUMEです。スペルが違います。 (2022年12月12日 6時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - 面白くて一気読みしちゃいました!続きが気になりすぎる!!更新楽しみにしています! (2022年5月11日 20時) (レス) @page47 id: 8779dd4f89 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白花 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2017年9月15日 17時

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