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VOLUMU 137 ページ42

額から伝う汗、瞳孔は開き、呼吸は浅く、速くなる心臓の鼓動がここまで聞こえてくるよう。

貴「シェリー、随分と平和な生活を送ってるのね」

灰原「・・・ッ」


貴「あなたが恐れているのは自分の生死ではなく、自分に関わった人間が消されること・・・そうでしょ?」

彼女の表情の変化を見れば、一瞬目を伏せてそのまま口元に弧を描いた。


貴「安心して、組織には言わないであげる。もちろんベルモットにもね。悪い話ではないでしょ」

灰原「!・・・どうして」


「とにかく」と言葉を続けると髪をスっとかきあげた。

貴「少し話をしたい。
ここで長居すると色々と面倒だし──」


タイトスカートを微かに捲るとホルスターに差し込んだ拳銃に触れた。


コナン 「!!? 拳銃ッ」

警戒する2人を他所に拳銃とナイフを仕込んだバレッタを投げ捨てるとあからさまに疑問を浮かべる2人。

灰原「えっ・・・」

コナン「これ・・・は?」


貴「私は話をしにきただけ、必要ないでしょ?それでも信じられないなら、身体検査でも、拘束でも好きにすればいい。私は一切抵抗しないわ」



灰原「ロゼ・・・と言ったわね。あなた、私を匿った事がバレたら・・・消されるわよ」

貴「えぇ、そうでしょうね。
わかるでしょ?・・・・私も命がけなの」


数秒の沈黙が流れるとシェリーは手を握り締めて、覚悟を決めたように重たい口を開いた。

灰原「わかった。・・・・少し話をしましょう」


コナン「!・・・灰原っ!?」

灰原「嘘をついてるように見えない。それに、私も隠れて守られてるばかりじゃダメだと思うから・・・」




────


中には通されたが警戒は解かない2人、近くには噂の阿笠博士らしき老人の姿。

私がソファに座る一方、2人は何があってもいいように離れた所に立っている。

貴「へぇ、もしかしてあなたが阿笠博士ですか?噂はかねがね・・・色々な発明をしているとか、興味深いですね」

アガサ「そ、そう言ってもらって嬉しい───」


灰原「博士!
・・・・本題はなにっ、必要のない話はなしにして」

阿笠博士の言葉を遮って鋭い視線を向けるシェリー、クスッと口元に弧を描くと話を切り出した。



貴「シェリー、褒めてあげる。ミステリートレインで忠告した通り大人しくしてたみたいね」


コナン「!やっぱり、あの言葉はコイツに向けて」

貴「半信半疑だった、って感じね」

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- コメント失礼します!!『公安警察、通称ゼロ』とても面白くて一気読みしちゃいました!続きが出たらまた見に来ます!白花さんのペースで更新頑張ってください! (2023年4月6日 1時) (レス) id: ebafb93ab2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 145話、玲奈や玲菜じゃなくて、怜菜です。 (2023年2月14日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 144話、ハイピスカスティーじゃなくて、ハイビスカスティーです。 (2023年2月14日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 話数表記、ボリュームはVOLUMEです。スペルが違います。 (2022年12月12日 6時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - 面白くて一気読みしちゃいました!続きが気になりすぎる!!更新楽しみにしています! (2022年5月11日 20時) (レス) @page47 id: 8779dd4f89 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白花 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2017年9月15日 17時

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