VOLUMU １３５ ページ40
降谷「旨い店があるんだ」
風見「住所わかります？」
零の車のハンドルを握った風見はナビに手を伸ばし、その様子を見ながら私は後部座席へと乗り込む。
降谷「わからないな。ここから少し遠いんだ」
風見「では横でナビしていただければ･･･」
降谷「面倒だな」
風見「そうおっしゃらずに･･･」
脚を組んで肘をつくと前の席に目を向けた。
貴「零、貴方が運転すれば早いじゃない。風見、零と運転変わりなさい」
風見「し、しかし･･･Aさん」
降谷「Aはなに当然のように僕の車に乗ってるんだ。お前、自分のバイクは？」
貴「修理中、あと1週間は帰ってこないのよ」
降谷「また派手に壊したのか。
お前の追跡は荒いからな」
貴「零だけには言われたくない。それより寝不足フラフラの風見の運転じゃ心配なんだけど？」
降谷「それもそうだな。どいてくれないか？フラフラの君に、僕の車を傷つけられたらたまらないから」
風見「降谷さんに運転させるわけにはいきません！自分が！！」
降谷「君はいいから横に座っていろ！」
風見「降谷さっ!!」
運転席からどかない風見を助手席に押し込むと零はハンドルに手をかけた。
降谷「僕がお願いしているうちに･･･」
零に運転を変わり車が発進するとブツブツと助手席から小さく声が聞こえてくる。
風見「眠くない･･･眠くない･･･眠くない」
貴「･･････」
またしばらくして信号が赤になり車が止まると静かに寝息が聞こえてくる。
風見「スー･･･スー」
気持ちよさそうに眠っている風見に目を伏せると口元を綻ばせた。
貴「フっ、ようやく寝たわね」
降谷「上司に運転させて、部下が眠りこけるなんて･･･食事しながら説教だな」
そう呟いた零だが口元は緩やかに微笑んでいた。
〜＊〜
店に着けば食事をしながら仕事のアドバイスをする零に真剣に聞く風見。
降谷「誰にでも失敗はある。大事なのは次にその経験をどう活かすかだ」
風見「降谷さんとAさんも失敗したことあるんですか？」
降谷「･･･そうだな、例えば･･･例えば、えー」
貴「んー･･･そうね、例えばね･････あー、えっーと」
風見「あ、もう結構です･･･」
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狐 - コメント失礼します！！『公安警察、通称ゼロ』とても面白くて一気読みしちゃいました！続きが出たらまた見に来ます！白花さんのペースで更新頑張ってください！ (2023年4月6日 1時) (
レス) id: ebafb93ab2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 145話、玲奈や玲菜じゃなくて、怜菜です。 (2023年2月14日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 144話、ハイピスカスティーじゃなくて、ハイビスカスティーです。 (2023年2月14日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 話数表記、ボリュームはVOLUMEです。スペルが違います。 (2022年12月12日 6時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - 面白くて一気読みしちゃいました！続きが気になりすぎる！！更新楽しみにしています！ (2022年5月11日 20時) (レス) @page47 id: 8779dd4f89 (このIDを非表示/違反報告)
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