VOLUMU １３４ ページ39
到着したパトカーに犯人の身柄を引き渡すと現場に残るのは私たちだけになる。
貴「零、はいっ」
預かっていた零の上着を返すと彼は｢ああっ｣と受け取り、その隣では風見がピシッと直立している。
自分もスーツのボタンを閉めなおすと腰に手を当てて風見の顔を横目で視界に映す。
降谷「ここのところ精彩を欠いているんじゃないか、風見･･･」
風見「すみませんっ！」
降谷「原因はその赤井のような目の下のクマ･･･」
貴「風見･･･寝てないでしょ？顔が疲れてるわよ」
風見「いえっ！」
降谷「嘘をつくな」
風見「はいっ！あの･･･報告書がたまっていまして･･･」
そのタイミングで運悪くお腹を鳴らした風見に対して零は呆れたように一つため息を溢した。
降谷「食事もとっていないのか」
風見「チョコレートを少々･･･」
貴「それは食事とは言わないわ。前も同じような事があったわよ。まさかあれからそんな食生活してるんじゃないでしょうね」
風見「っ･･･それが」
貴「まったく。その様子じゃ、そうみたいね」
降谷「犯罪者はこちらの事情などお構いなし。体調を整え、常に最悪のケースを想定するのは、我々の最低限の仕事だろ？」
風見「すみません････」
しょんぼりした様子の風見、零と顔を見合わせると肩をポンっと叩いて車に目を向けた。
降谷「･･･仕方ない。戻る前に少し寄り道をしよう」
風見「え･･･どちらに？」
貴「ほら、行くわよ。風見」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1118人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
狐 - コメント失礼します！！『公安警察、通称ゼロ』とても面白くて一気読みしちゃいました！続きが出たらまた見に来ます！白花さんのペースで更新頑張ってください！ (2023年4月6日 1時) (
レス) id: ebafb93ab2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 145話、玲奈や玲菜じゃなくて、怜菜です。 (2023年2月14日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 144話、ハイピスカスティーじゃなくて、ハイビスカスティーです。 (2023年2月14日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 話数表記、ボリュームはVOLUMEです。スペルが違います。 (2022年12月12日 6時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - 面白くて一気読みしちゃいました！続きが気になりすぎる！！更新楽しみにしています！ (2022年5月11日 20時) (レス) @page47 id: 8779dd4f89 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
