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VOLUMU 127 ページ32

貴「あーハイハイそうですよ、食べてないですよ。──悪い?」


降谷「開き直るなっ」

ピシっと額目掛けて軽く指を弾かれると拳をフルフルと握り締めながらも抑える。


危ない危ない、そのイケメンと言われる顔面に殴り掛かるところだった。

ここは大人の対応を、彼・・・ヒロにも「大人になれ」っていつも止められてたしね。


降谷「せいぜいコーヒーを一杯飲んできたってとこか」

貴「・・・正解。零、私の部屋にカメラでも付けてるんじゃないでしょうね」



降谷「誰がっ。お前の私生活なんかに興味ない、僕に何の得があるんだ」


ヒロ、こいつを殴ってもいいでしょうか。

蘭さんや梓さんと態度違い過ぎると思います、扱いがとても酷いです、そうは思いませんか?


降谷「とにかく」


貴「!」

コンっと頭に零の手が落ちてくる。


降谷「A、体調を整える事ぐらい基本中の基本だぞ。僕達は手本になるべき立場なんだ、それを忘れるなよ」

貴「・・・わかってるわよ。でもそれ、風見に言ってあげたほうがいんじゃない?」



店の準備も終わり、いつでも開店ができるとエプロンを頭から被って背に手を伸ばした。

貴「先日一緒に動いた時、顔色は悪いし何だかフラフラしてたから問いただしてみたら激務でチョコしか口にしてなかったって」


降谷「それで、何か言ったのか?」

貴「注意したらしょんぼりしてたわ」


その時の風見を思い浮かべると思わず笑みを溢してしまう。


降谷「何を笑っているんだ?」

貴「フフっ。それがあの時の風見、まるで耳としっぽが垂れ下がった犬みたいでね」


降谷「アイツが犬?風見のどこが犬っぽい──・・・いや、忠犬みたいなとこはあるか」

貴「でしょ?風見はドーベルマンってとこかしら。零は、んー・・・チワワね」


ゾクッと冷たいものが背中に走ると零の鋭い視線が突き刺さった。

降谷「おい・・・どうして、風見はドーベルマンで僕がチワワなんだよっ」

貴「あら、気に入らなかった?安室の方はわりとそうじゃない。愛嬌を振りまいて、自然に懐に入り込む・・・得意でしょ?」



不敵に笑みを浮かべてクスッと目を細めると店の戸がカランカランと音を鳴らした。


パッと笑顔を浮かべると私達の声が揃う。

貴・安室『おはようございます、梓さん!』



梓「早いですね、安室さん!瑞希さん!」

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- コメント失礼します!!『公安警察、通称ゼロ』とても面白くて一気読みしちゃいました!続きが出たらまた見に来ます!白花さんのペースで更新頑張ってください! (2023年4月6日 1時) (レス) id: ebafb93ab2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 145話、玲奈や玲菜じゃなくて、怜菜です。 (2023年2月14日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 144話、ハイピスカスティーじゃなくて、ハイビスカスティーです。 (2023年2月14日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 話数表記、ボリュームはVOLUMEです。スペルが違います。 (2022年12月12日 6時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - 面白くて一気読みしちゃいました!続きが気になりすぎる!!更新楽しみにしています! (2022年5月11日 20時) (レス) @page47 id: 8779dd4f89 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白花 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2017年9月15日 17時

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