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VOLUMU 109 ページ14

蘭「でも以前、瑞希さんが否定していたから実際どうなのかなって・・・」



安室「瑞希はこう見えて照れ屋なんですよ。だから、付き合ってる事を黙ってたんだと思いますよ。ですよね、瑞希?」


笑顔でペラペラと話す透は笑顔をこちらに向けると「話を合わせろ」と目が言っているようだ。

逆らったら後が怖いな・・・。



貴「えぇ、実は透の言う通りで・・・すみません、黙ってて」


蘭「そうだったんですね。わぁっ、やっぱり凄くお似合いっ。私、応援してます!ねっ、コナン君!」


コナン「えっ?あ・・・う、うんっ」

少年は少し考える素振りを見せながらも困惑している様子。




軽く握った手で口元を隠すと視線を逸らして、頬を赤く染めて見せた。

貴「フフっ、何だか少し恥ずかしいな。でもありがとうね、蘭さん。嬉しいよっ」



蘭「いえっ、そんな・・・!こんな話を瑞希さんと出来るなんて、何だか嬉しいですっ。また時間がある時にでもお話聞かせてください」


貴「えぇ、私なんかで良ければ──・・・」




時刻が21時を回る頃、蘭さんは「そろそろ帰りますね」と席を立ち、精算を済ませる。




目を細めて柔らかく笑みを浮かべるとポアロを出ていく蘭さん達を見送った。


貴「はぁ、心臓に悪かった・・・」



零とは幼い頃からずっと一緒だったせいで、何だか調子が狂いそう・・・。

まあ演技は完璧にしてみせるけど、
大体、恋愛対象として零を見た事なんか──。




安室「どうした、瑞希。足が痛むか?」

いつの間にか私を覗き込んでいた零、視界いっぱいに零の整った顔が映ると思わず顔を逸らした。


えっ、あれ・・・?私、何で顔なんか逸らして・・・。



安室「瑞希?」

貴「あ、えっと・・・ちょっと在庫調べてくるっ」



おかしいっ、何かがおかしい・・・っ。



安室「!あ、おいッ、怪我した足でそんなに急いだら──」


貴「えっ、わァっ・・・!?」



無理に足を動かそうするも体は気持ちについて行かず、案の定バランスを崩してしまう。


安室「ほらっ、言っただろう」


間一髪で受け止められ、零を近くに感じると大きく心臓が跳ねた。


───ドクンッ




どうやら、私はどうかしてしまったみたいだ・・・。

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- コメント失礼します!!『公安警察、通称ゼロ』とても面白くて一気読みしちゃいました!続きが出たらまた見に来ます!白花さんのペースで更新頑張ってください! (2023年4月6日 1時) (レス) id: ebafb93ab2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 145話、玲奈や玲菜じゃなくて、怜菜です。 (2023年2月14日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 144話、ハイピスカスティーじゃなくて、ハイビスカスティーです。 (2023年2月14日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 話数表記、ボリュームはVOLUMEです。スペルが違います。 (2022年12月12日 6時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - 面白くて一気読みしちゃいました!続きが気になりすぎる!!更新楽しみにしています! (2022年5月11日 20時) (レス) @page47 id: 8779dd4f89 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白花 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2017年9月15日 17時

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