VOLUMU １０８ ページ13
空いた食器をトレイに乗せていれば、蘭さんの手元にある教科書に目がいく。
貴「蘭さん、もしかしてテスト勉強ですか？｣
蘭「あっ、はい。もうすぐ試験があるんですけど、少し苦手なとこがあって」
蘭さんの持つ教科書を横から覗き込むと指を差して首を傾げた。
貴「この問題ですか？」
蘭「あ、はい･･･！」
貴「これはですね、まずはこの式を求めて、それから次にこっちの値を求めるんです。そして求めた数値をこの公式に当てはめて───･･･」
少年の視線を感じながら蘭さんに説明していくと、どうやら蘭さんは問題が解けたよう。
蘭「瑞希さん、すごいっ。ありがとうございます、すごく分かりやすかったです！」
貴「いえっ、お役に立てたのなら何よりです｣
会釈をして少し足を引きずるように歩いているとふと食器を持っていた手が軽くなる。
安室「瑞希は大人しくしていたらどうだ？｣
食器を乗せたトレイを代わりに持つ透を数秒見つめれば、じと目でトレイに手を伸ばした。
貴「お気遣いどうも。でも結構、これぐらい怪我してても出来るわよ」
安室「まったく、強情な奴だな。
少しは僕の言う事を聞けっ」
貴「その言葉、そっくりそのまま返すわよっ」
蘭さん達に背を向けてコソコソと言い合っていれば、蘭さんから声がかかった。
蘭「あ、あの！」
貴･安室『はいっ』
同時に振り返った私達は笑顔を浮かべる。
蘭「やっぱり、安室さんと瑞希さんって付き合ってるんですか!?」
ｺﾅﾝ「ゲホ、ゴホッ･･･えっ!?」
盛大に咳き込んだコナン君は驚いた顔で私達に顔を向けた。
蘭「じ、実は梓さんから2人が付き合ってるって話を聞いて。ごめんなさいっ、つい気になっちゃって｣
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狐 - コメント失礼します！！『公安警察、通称ゼロ』とても面白くて一気読みしちゃいました！続きが出たらまた見に来ます！白花さんのペースで更新頑張ってください！ (2023年4月6日 1時) (
レス) id: ebafb93ab2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 145話、玲奈や玲菜じゃなくて、怜菜です。 (2023年2月14日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 144話、ハイピスカスティーじゃなくて、ハイビスカスティーです。 (2023年2月14日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 話数表記、ボリュームはVOLUMEです。スペルが違います。 (2022年12月12日 6時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - 面白くて一気読みしちゃいました！続きが気になりすぎる！！更新楽しみにしています！ (2022年5月11日 20時) (レス) @page47 id: 8779dd4f89 (このIDを非表示/違反報告)
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