午前2時のコックリさん (ページ7)

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生贄和也side ページ7

僕らは6人で誰1人動こうとしなかったら、さっきの不気味な声が聞こえた……。

彼女がまた、札を構えようとしているけど

和也『やめて下さい！！』

と彼女を庇った。

『二宮さん……』

｢コンカイハオマエラノコトヲオソッタリナドシナイ。タダ、コンカイハコノセカイノルールヲオシエニキタ。ニンゲンガコノセカイニイルタメニハイチニチイッカイイケニエヲササゲナケレバナラナイ。｣

……生贄？

『生贄なんて捧げられるわけない！！』

｢オマエラナラデキルハズサ。｣

和也『生贄は、どうなるんですか？』

｢コノセカイヲエイエンニサマヨイツヅケル。｣

和也『そんな！生贄なんて誰も捧げられない！！』

｢ソレナラコッチデカッテニキメル。｣

『少し待ってください。』

｢マタクルカラソレマデニキメテオケ。｣

そして不気味な声は消えていった。

誰かを生贄に捧げるなんて……出来るわけ、ない。

僕らは何も話せなくなった……。

そして同時に僕らはお互いを見る目がきつくなった。

それは僕らの絆の崩壊の始まりだった。