人間になりたかった女～spec～ (ページ6)

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Aside

五木谷の殺害予告当日。

途中までは順調にパーティが進められていたが、菅とか言うやつがサプライズとか言って勝ち酒を持ってきた。

当「やばくないですか？あれ。」

私は菅に近づいた。

「すみません。このお酒、毒が入ってるかも知れないので、飲まないでください。」

『君は、私の故郷の勝ち酒に毒が入っているとでも言いたいのかね！』

「はい。」

会場がザワザワし始めて、野々村係長が焦っている。

『この酒に、毒なんて入ってるはずがない。私が毒味をしてやろう！』

菅が飲もうとしてるところに脇が勝ち酒を取った。

脇「このような事を菅幹事長にさせるわけにはいきません。この私脇めが毒味をさせていただきます。」

脇が飲みそうになってるのを見て周りの奴らが警察にヤジを飛ばしてきた。

これだから、人間は嫌いなんだ。何かあったらすぐヤジを飛ばしたがる。

「。。。じゃあ、私が飲みます。その勝ち酒。」

私に視線が集まった。

「私が飲みます。」

勝ち酒を飲んだ。

周りが私の反応を見てる。

この酒に毒なんて入っていない。毒の匂いもしなかったし、

それに入っていたとしても、毒が入ってるぐらいで私は死ねない。

瀬「。。。おい。」

瀬文がこっちに来た。そして私の頭を殴った。

瀬「。。。命なめんな。」

瀬文は、一応心配してくれたみたいだ。そして、それは当麻や係長も。

そんなやり取りをしていたら急に、五木谷が苦しみ始めた。

五「うっ。。。。」

そして、死んだ。

「救急車と警察！」

遺体を見たら、糖尿の患者が使う注射器の赤い斑点があった。

後は注射器だけだが、警察の捜査では注射器も毒物も出てこなかった。