人間になりたかった女～spec～ (ページ5)

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Aside

五木谷のパーティの準備に呼び出しをくらった。

「。。。面倒臭い。」

瀬「人の命がかかってんだ。面倒臭いなんて言うな。」

「すみません。」

人の命はそんなに大事なのか。

私には、そんな風には見えない。特に、あの五木谷とか言うやつ、きっと親の七光り当選だろう。

当「行きますよー。瀬文さん。山口。」

「はい。」

瀬「あぁ。」

パーティ会場に着いたら、民間の警護会社の人たちがもう先に着いてた。

当「あっ、脇さん。あの、明日五木谷さん毒殺されるらしいっす。」

脇「毒殺！？！？だったら食べ物と飲み物のチェックを入念にしないとですね！」

「口に入るものは我々が用意した機械に通しますのでご心配なく。」

脇「ありがとうございます。」

瀬「当麻！山口！毒殺という言葉に翻弄されるな。」

瀬文が上から言ってきた。

当「うっせーな。上から。」

パーティの準備が出来たところで向こうからセカイが来た。

セカイは時を止めて、私の方にやってきた。

「何しに来たの？」

セ「別にいいだろ？何しに来たって。」

セ「それよりもさ、分かってるだろ。運命には逆らうなよ。」

「分かってる。別に五木谷を庇ったりなんかしない。」

セ「ならいいんだけど。刑事魂？とか、宿されると面倒だからね。最近楽しそうだし。」

「別に。。。楽しくなんかない。」

セ「終わりの始まりだ。スペックホルダーの暴走の始まり。」

再び時が流れ始めた。