人間になりたかった女～spec～ (ページ2)

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当麻side

今日は、未詳に元SITの隊員でスペックホルダーの被害者と、警視庁で謎の女と呼ばれ周りと決して関わろうとしない女が来る日だ。

2人とも興味深く、これから私と係長以外に仲間が出来るということで内心ワクワクしている。

エレベーターが動いたって事は。。。来るな。

瀬「本日付けで警視庁捜査一家に異動になりました。瀬文焚流であります。」

「。。。山口」

1人はいかにもSITって感じの男だった。坊主だし。

もう1人は異様な雰囲気を放ってる女で、全身赤い服を着てた。

当「その服。。。趣味っすか？」

「。。。は？」

当「いや、全身赤い服だなーって思って。」

「。。。なんでも。」

野々村係長が向こうの方からやって来て言った。

野「やあやあ、みなさん。警視庁公安第5課未詳事件特別対策係にようこそ。係長の野々村です。」

当「当麻です。」

瀬「で。ここはどんな部署なんですか？」

野「実際に無いような、でも本当にあるような事件専門の部署だよ。」

瀬「つまり、意味の分からないクレーム処理とかをする部署だと。」

野「まぁ、見方にとっちゃそうかもね。」

「つまり瀬文さんは、超能力は無いと。」

あっ、初めてちゃんと話した。

瀬「当たり前だ。」

当「人間の脳は通常10%ほどしか使われてないんです。残り90%にはどんな能力が秘められ何のために作られたか、まだ分かってないんです。この部署は、そんな奴らを相手にする部署だと私は思います。」

瀬「バカバカしい。。。」

そんな時エレベーターが動いた。

雅「公安第5課未詳事件特別対策係にお客様です。」

「お客さん。」

あっ、初めてのお客さんだ。

当「いらっしゃいやせ。」