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勇斗.
「……ほんと、ダンスと歌と芝居以外はダメだよね」
『う、うるさい……！』
「そこ、落ちたら終わりだよ」
『えええ、？！』
あっという間にゲームオーバーになるAは、
「無理だよお」とソファに項垂れる。
それが面白くて数秒見つめていると、
急にガバッと起き上がって俺を見るA。
ダメだ、いつもより可愛く見えてしまう……
いや、いっつも可愛いんだけどね。
『サンタの衣装、せっかく悠稀がくれたから使わないのもなあって。
ぷらっとでも着れなさそうだし、サンタ納めね』
「俺で納めたって知ったら、悠稀怒りそうだけどな」
『え〜そうかなあ〜』
「そうだよ」
Aが思ってるより、
メンバーから想われてるんだからな。
だからクリスマスイブの夜、
彼女を独占している俺は
とんでもない罪を犯しているようなもの。
「まあ、いいけど。俺的には嬉しかったし、」
『えへへへ、
あ、勇斗、パジャマ貸してね。流石にサンタで寝れない』
「分かってるよ。いつものトレーナーでいい？」
『バッチリです！あれ好きなの』
俺が着古したトレーナーは大体パジャマにしてるんだけど、
Aはそれが好きらしい。
グレーのだぼだぼのトレーナーは、
俺にとっても目の保養でしかないから
気に入って着てくれるのなら他のものをプレゼントしたいくらい。
『ん〜、もう眠いから寝よう、勇斗』
「わかったわかった。
俺ソファでいいからベッド使いなよ、」
『え？一緒でいいじゃん』
「いいわけないだろ、ばか」
そう言ってAの方を見ると、
「勇斗がいないと寝れない……」
なんて甘えた顔で言ってくるもんだから
俺だって我慢の限界で、
何もしなければ一緒に寝ても大丈夫なはず、
と勝手な考えを抱き始めた。
「……今回だけだからな」
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ゆの - 紅一点のお話好きです！！楽しみにしてます(*''▽'') (2017年12月6日 19時) (
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