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4話 ページ4

「吉沢くんこの電車なのに会ったことないで…よね。」
『まあ遊んで帰ってるからね』
「いいですよね。リア充は。」
少し不機嫌そうに言う。
『冗談で普通にバイトしてるよ笑』
「カフェとかで働いてそう。」
『半分正解で半分当たり。ネカフェの店員笑』
「てっきりオシャレなカフェかと。」
『こじんまりしたカフェとかの方が好きかな。うるさくない』
「えわかります。あそこいいですよ𓏸𓏸喫茶」
『俺は△△喫茶ばっか行ってる笑』
『そういうAはバイトしてないの?』
「さっき言った喫茶店で働いてる。あまり人入ってこないから楽だよー」
『俺の顔面だと目立つからそういうところで働けないんだよね。自分の好きなところ潰されたくないし』
「そんな苦労あったんですね笑」
『けーいご。』
『親と話す時も敬語なの?』
「厳しー。敬語だね。お母さん結構厳しくてお兄ちゃんとかにも敬語で話しなさい!っていうタイプ」
『俺もそこまでは厳しくないけど兄の事は君付けで呼ばされる笑なんかあったら竹刀持ってくるし』
「え、怖。なんで竹刀、?」
『あー俺男四人兄弟なんだけど全員剣道やってたんだよね』
「むっちゃお金かかりそう笑」
『そこなんだ笑』
「習い事。したことないなーでもある程度握力は強い!」
『ほかは?笑』
「超絶運動音痴です…」
『だろうね笑』
「そういう吉沢くんは運動神経いいよね」
『水泳とかもやってたから。』
「へ〜。大変そう」
『もう辞めちゃったけどね。』
「凄いね。でも。私絶対途中で挫折しちゃう笑」
褒められると少し照れくさい。やっと心開いてきて話ができるということに幸せを感じた。
「ここで降りるんで私。」
『じゃあね。また明日学校で。』
「はい笑ばいばい。」
ちょっと照れくさそうに手を振る君が可愛くて。早く自分のものにしたくて。
きっと俺の事なんて君は恋愛感情で見ることは無いとしてもそばに居たいな。とか考えていた。
家に帰ると上機嫌な俺を見て家族達がヒソヒソ噂していた。きっと今までこんなことがなかったからだろう。
「最近ニコニコしてんね。何かあった?」
そう母が聞く。
『なんも無い。』
「ふーん。」
そうはいってるが多分気づいてはいるのだろう。
自分の部屋に戻ると散乱した教科書を片付け自分の勉強に取り掛かる。共同部屋なせいでうるさくて集中できないから音楽で自分の世界にとじこもる。
Aは頭いいのかな。
ふとそんなこと思いつつも集中する。

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作者名:( ◜֊◝ ) | 作成日時:2023年2月9日 0時

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