友達 ページ30
Aside
それから大樹とは頻繁に連絡を取るようになった。
なんだか昔に戻ったみたいで懐かしい。
隼くんとは相変わらず。
教室が同じになって話す機会も増えたから
前よりも一緒にいるかもしれないけど笑
隼くん、気づいてないと思うけどね、
最近よく聞かれるんだよ。
小森くんと付き合ってるの?とか
すっごい仲良いよね〜とか、
それ言われる度に嬉しくなっちゃって、
本当は、うん!!付き合ってるの!!って言いたいの我慢してるんだよ?笑笑
隼「なーに、にやにやしてんの?笑」
『え、うそ、にやにやしてた?笑』
隼「うんしてた。いいことでもありましたか?」
『隼くんには秘密です』
隼「ええええええ笑」
『ふふっ』
なんて話してると、男の子に呼ばれた隼くん。
じゃ、また帰りに!ってその子のとこ行って、
するとタイミング良く(?)、なのか、、
大樹からのLINE。
“ 今日帰り早くなりそうなんだけど駅から一緒に帰る? ”
せっかく隼くんと帰るのに、
タイミング悪いよ。
“ 友達と帰る約束してて、ごめんね ”
“そっか、了解!また今度な! ”
“ うん、また今度 ”
中学の時別れてから、
暫く2人で並んで歩くことなんてなくて
実はこの前も少しぎこちなかった。
また今度、また今度、、って
いつも大樹にそう言わせてるなぁ、、
好きとは違うこの気持ち、
なんて名前をつけたらいいのか私にはわかんなくて、
だからきっと
大樹とは幼なじみのまま、
隼くんとも友達のまま。
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作者名:りう | 作成日時:2020年6月21日 1時