【鬼滅の刃】炭治郎達は幼女を連れている

７５和　絆 ページ29

庇ったのは箱から出てきた禰豆子


禰豆子はぐらりと倒れこもうとしたのを炭治郎が支え茂みの奥の木に禰豆子を寝かせる


『ねずこ！！！！！』


だっつと走りAは禰豆子のそばによる


累はそのことには目を向けない


「それ・・・・兄妹か？」

「だったらなんだ！！！」


禰豆子は苦しそうに呻く


炭治郎は千切れそうな禰豆子の腕を押さえる


『ねずこ・・・』


Aは禰豆子に手を添えようとしてピクリと手を止める

「A・・・」


『たんじろ・・・』

Aは炭治郎をみて手を止めていた


だが苦しそうな禰豆子を見てAは力を使った


徐々に禰豆子の傷が治てゆく


『たんじろ・・・A・・Aわるいこでも・・・ねじゅこしんでほしくにゃい！』


ポロポロと涙をこぼしながら淡い光で禰豆子の傷を治すAを見て炭治郎は涙をためる


「(あの子供の気配が変ったわ・・・・あの光は一体・・・・)」




すると累は興奮したように胸を押さえた


「妹は兄をかばった・・・身をていして・・・あの子供は・・・・餌にされひどい目にあいながらも助けた・・・？鬼を・・・本物の絆だ！！ほしい！！ほしい！！！！！」



「ちょ、ちょっと待って！！待ってよお願い！！！私が姉さんよ姉さんを捨てないで！！！」



そう言った女鬼


「うるさい！！黙れ！！！！！！！！！！！」


振り返りざまに糸を放つ


その瞬間女鬼とその後ろの木がバラバラに刻まれた

「結局お前たちは自分の役割もこなせなかったいつも・・・どんな時も」

冷たく言い放つ

「ま・・・待ってちゃんと私は姉さんだったでしょ？挽回させてよ」


「だったら今山の中をチョロチョロする奴らを殺してこい」


「わ・・・わかったわ！！殺してくる！！！」


自分の頭を抱え女鬼は去っていった＿＿＿

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