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潤side
お昼の時間が終わってみんなと解散し、それぞれの科へ戻っていく。
俺の科は1階上だからいつもならエスカレーターで戻るんだけど、
今日は雅紀がいるから階が同じ和と雅紀とエレベーターに乗った。
ﾎﾟｰﾝ
和「じゃあね。潤、また。雅紀はお大事にね。」
エレベーターを下り、和と別れた頃。
雅紀が苦しそうにｳｩｯとうめいた。
「大丈夫か？もう少しで着くからな。」
雅紀を支えながら急いで診察室に向かった。
診察室にて...
「じゃあ、雅紀はこの部屋で寝てていいからね。
隣の部屋に俺ずっといるからなんかあったら声かけるか、
電話してくれたらいくから。」
雅「ありがとう。申し訳ないけど、お願いします。」
ﾊｧﾊｧしながら答えてくる。
なんか、さっきよりも数倍悪化してないか？
(一応、診察しておくべきだな)
そう思ってｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ準備しているとなんか勘付かれてしまったみたい。
雅「診察ならしなくていいから。このくらい寝てるだけで治るから。」
そういって、早々寝ようとしていた笑
まぁ、そんなわけにもいかないから寝ちゃう前に少し診察しよう。
「嫌なのは知ってるけどさ。一応診させてよ。」
雅「絶対嫌だ。無理無理。」
いつもより弱々な抵抗をしてくる雅紀をなだめて、診察していく。
「まずは熱測って聴診するよ。知ってるだろうけど、
痛くないから動くなよ。静かにしててね。」
雅「わかってるよぉー。すぐ終わらしてね。
あ、痛いことは絶対しないから。」
とりあえず、大人しくしてくれるみたい。
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ
あーだこーだ話している間に体温計がなった。
「うーん、38.3かぁ。結構高いな。」
雅「このくらい大丈夫だもん。大したことないって。」
いや、いかにも無理してる顔だけどな。
そんなことを思いながら心臓、肺、腹部をよく聴いていく。
雅紀は肺が弱いんだよな。呼吸音を念入りに聴いておいた方がいいな。
真剣な顔で肺ばかりを聴いていたら雅紀が不安そうな顔して
こっちを見てきた。
「ん？どうした？不安になっちゃったの？」
ちょっと泣きそうになっている雅紀が心配になって問いかける。
ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
一生懸命首を横に振り、否定してくる。
体調不良になって少し幼くなってきてるかなと思って
「大丈夫だからね。すぐに終わるから。」
出来る限り優しい声で言った。
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悠智(プロフ) - 有難う御座います。作者少し多忙でして更新が止まってしまっています。申し訳ございません。 (2021年4月28日 19時) (
レス) id: afa1c22e5f (このIDを非表示/違反報告)
まち(プロフ) - 嫌がらせ評価に負けずに頑張って欲しいです。 (2021年4月28日 6時) (レス) id: 2d52b978c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠智 | 作成日時：2020年11月1日 23時
