怠け者の異能力 ページ4
無論、俺には異能力がある。
それを言うと周りの奴らは声を揃えてこう言う。
「どうせ、弱っちぃ異能力だ。人なんか殺せまい」
と。
何を根拠にそう言うのか、目の前で見た事もないくせに。
見た事ある奴は数人いる。中也、ボス、姐さん、そして太宰。
何故使わないかって?
外に出る事がないと異能を使うことはない。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「くっそ…コンティニューだ」
コツコツ…
聞き慣れた足音、癖のある足音。あと、上品な足音…
まさか…
俺は誰が来ているのか察した。逃げなければ!
えぇい!!保存してる場合か!
敷いている布団に潜り込み、息を潜める。
コンコン…コンコン…バァン!!
中也めっ…扉を蹴破ったな…!?
「おいA、布団から出てきやがれ」
あえて黙る。
「ん〜、仕方ないね中也くん、あれを」
ん?…あれ?
ブチッとコンセントを乱暴に抜く音が聞こえた。
あ、待て待て、中也…お前何する気だよ…
「いいのかえA。ゲームが粉々になるぞ?」
「それは嫌だァァァァァァー!!」
勢いよく布団から出ると、目の前には金色夜叉。
そして後ろには殺気だらけの中也。
「あ。ああ、あ…」
「やぁ、Aくん。すこし私と話をしようか。いいね?」
183人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ターニャ(プロフ) - 小松七さん» 読んでいただきありがとうございます!実は自分で書いた作品でありながら私もウルッてきちゃいました笑笑 (2017年8月19日 7時) (レス) id: 99d6af3c14 (このIDを非表示/違反報告)
小松七 - めっちゃ泣きそう。てか泣いた。死んじゃた方の中也があの後どうなるのか、、、って考えちゃう (2017年8月18日 22時) (レス) id: 69007943fd (このIDを非表示/違反報告)
ターニャ(プロフ) - 霜月白雨@ヤンデレさん» ありがとうございます!!これからも頑張ります!! (2017年8月16日 20時) (レス) id: 99d6af3c14 (このIDを非表示/違反報告)
霜月白雨@ヤンデレ(プロフ) - 凄い素敵な内容でした!! 思わずお気に入り作者登録しちゃいました(∀`*ゞ)エヘヘ((← これからも頑張って下さい!! (2017年8月16日 17時) (レス) id: c62dc48e07 (このIDを非表示/違反報告)
ターニャ(プロフ) - 晋陽さん» ありがとうございます!次回作、頑張ってみます!笑笑 (2017年8月15日 16時) (レス) id: 99d6af3c14 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ターニャ | 作者ホームページ:http://tekete
作成日時:2017年8月4日 23時