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相葉ちゃんと松潤から、(人1)がこの病院の入院患者さんである、小川雪さんと仲が良いことを聞いた。
院内学級に行ったあと、(人1)が見つからなくて探していると、その雪さんという人と一緒にいる所を見つけたらしい。
和｢膵臓癌の末期で、余命5ヶ月。
過度な延命治療は、希望しない…ね。｣
同じことを考えていたのだろう、椅子の背もたれに身体を預けながらそう呟くニノ。視線の先には、小川 雪 と書かれたカルテ。担当医は俺らではないけど、(人1)と仲が良いことを聞いて担当の先生から借りてきたのだ。
智｢…(人1)、そのこと知ってんのかな｣
出会いが少ないここ病院で、(人1)と仲良くする人が増えることは俺らも嬉しい。医者としてこんなことは考えてはいけないとは分かっているけれど、(人1)がまた大切な人を失ってしまうことになるのではないかと、どうしても思ってしまうのだった。
翔｢…なんで、延命治療は希望しないんだろう｣
医者として、目の前に救える命があるのに、出来る処置をしないで見過ごすことは、例え患者さん自身の希望だったとしても辛いものがある。
和｢あくまで、俺らは(人1)の担当医であって、小川さんの担当医じゃないからね。
…その辺は、あまり深く関わっちゃダメなんじゃないですか。｣
確かに、ニノの言う通りだ。
それは分かってはいるけれど、やはりどうしても納得出来なかった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
検温の時間になり、(人1)の病室に向かう。
最近は天気が良い日が続いている。
なんとも春らしい気候だ。
病室の前まで来ると、中から聞こえてくるのは楽しそうな話し声。先程までの話を思い出して少し躊躇するも、意を決してその扉を開いた。
翔｢お楽しみ中失礼しマース！｣
『翔先生！もうそんな時間なんだ。』
どうやら話に夢中だったみたいで、俺が来たことに気づいた小川さんはぺこり、と頭を下げてから病室を出ていった。
仲良くなったの？と聞けば、嬉しそうに今日のことを話してくれる(人1)。こんなに楽しそうな(人1)を見ていれば、俺まで嬉しくなる。
…けれど
�爛�リスマスにイルミネーション一緒に見に行こうねって、約束もしてくれたの！��
その言葉に、やはり思い出すのは先程までの会話。小川さんは余命5ヶ月、延命治療は希望しない。
そして今は4月の中旬。
その約束は、果たされるのだろうか。
つい、そんな縁起でもないことを考えてしまった。
ラッキーカラー
あずきいろ
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こすもす(プロフ) - れもん♪さん» ありがとうございます！なかなか更新出来ずにすみません。エンドは正直迷っているんです、、始めは悲系で書こうとしていたのですが、最近はハッピーエンドもいいなあ、なんて思ったり、、優柔不断ですみません。ぜひ読ませていただきます！ありがとうございます！ (2020年4月30日 16時) (
レス) id: e0e3e6cb7b (このIDを非表示/違反報告)
れもん♪ - とてもいい作品ですね！楽しみにしながら読んでます！ハッピーエンドですか？私も「人気者の、和也くん。」という小説を書いているので良かったら読んでください！これからも応援してます！ (2019年12月7日 14時) (レス) id: 94ce30e2f8 (このIDを非表示/違反報告)
こすもす(プロフ) - きいちゃん∞さん» ありがとうございます！これからも楽しみにしてます(^-^) 私もがんばって出来るだけ早く更新します！笑 (2015年7月6日 23時) (レス) id: 657ee5dda8 (このIDを非表示/違反報告)
きいちゃん∞(プロフ) - こすもすさん» ありがとうございます。すごく嬉しいです。更新が遅い私ですが、これからもよろしくお願いします。私も｢虹｣大好きです (2015年7月5日 11時) (レス) id: 835f387473 (このIDを非表示/違反報告)
こすもす(プロフ) - きいちゃん∞さん» コメントありがとうございます！他になければ、悲系にさせてもらいます！ きいちゃんさんの作品、すごい大好きです！これからも頑張ってください！ (2015年7月5日 10時) (レス) id: 657ee5dda8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こすもす | 作成日時：2015年5月20日 0時
