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…こういう時に車の免許、取っておけばよかったなぁとつくづく思う
それでも翔くんちとおいらんちはそんなに離れてなくて、徒歩十五分ほど
途中のコンビニで酒を少しとツマミを買って、少し早足にマンションに向かった
ロックを開けてもらってエレベーターへ
こんな時間だし……と、インターホンを押すのをなんとなく躊躇っていると、中から翔くんが開けてくれた
「いらっしゃい」
「うん、お邪魔します」
「合鍵持ってたでしょ？」
「持ってるけど…。でもその代わり翔くんが開けてくれたから。それは嬉しい」
ニコッと微笑めば、少し顔を赤くした翔くんが俺の手のコンビニ袋を一瞥して、奪うように受け取ると足速にリビングに入っていった
俺はそんな翔くんが微笑ましくて、もう一度「おじゃしまーす」と靴を脱いだ
「寒かったでしょ」
袋に入っていた酒に対して「ありがとう」と言いながら、次々と冷蔵庫に入れていき、二缶持ってソファにやってきた
「んにゃ、それほどでもなかった……かな？」
「……ほら、やっぱり冷えてる。お茶の方がよくない？」
俺の頬に手を当てて、心配そうに聞いてくる
大丈夫
おいらそんなにヤワじゃないよ
「しょーくんとお酒飲んでダラダラしたい」
「って言っても一本だけだからね。明日も早いんだし」
「分かってるよぉ」
そう言って小さく乾杯
……なんだか不思議だな
同じ時間に起きてて、連絡しようかと思ってたところに連絡が来て
こうして二人でまったりしてる
俺達の大晦日は普通の人達とやっぱり違ってて
大掃除したり、おせちの心配したり、正月飾りの準備をしたり
そういった慌ただしさを体験する事は出来ないけど
それでも、ここ何年かは同じステージでパフォーマンスをさせてもらってて
いい経験も沢山させてもらってて
これもやっぱり『幸せ』なんだろうな
「……智くん」
「ん？」
「少し早いけど。今年一年ありがとう、来年もよろしくね」
そう言って俺の可愛い恋人は触れるだけのキスをくれた
「んふふ。それはこっちのセリフ。いつもありがとう翔くん、来年もよろしくね」
俺からも、彼と同じようにキスをした
:
絶対慌ただしくて、こうしてのんびりと挨拶なんて出来ないから
だから、今は眠くなるまでこうしてよう
きっと翔くんの方が早く寝ちゃうと思うから、その時は寝室に連れて行ってあげる
目下の心配事は……
朝食の材料が、果たしてあの冷蔵庫の中にあるか……かな？
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salt_*(プロフ) - 華さん» 楽しみにしております！！ (2018年1月3日 19時) (
レス) id: d298686d63 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - salt_*さん» 私もまさにそれだよー！でも無条件に翔くんが潤くんに甘えてるのも書きたい所存です！ (2018年1月3日 18時) (レス) id: 5f6dbffbbd (このIDを非表示/違反報告)
salt_*(プロフ) - 華さん» 待ってそれ私も一緒…！書くときに、ジュニア時代の力関係というか…うちのじゅんしょは翔さんが男前です(*^^*) (2018年1月3日 17時) (レス) id: d298686d63 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - salt_*さん» ありがとー！潤くん相手だとちょいイケメン翔くん出ちゃうんだよね。でもそこはほら、潤くんもやる時はやる子ですから！……って、実は私も書いてる途中に「あれ？SM？」って思ってしまったよ(汗) (2018年1月3日 14時) (レス) id: 5f6dbffbbd (このIDを非表示/違反報告)
salt_*(プロフ) - 読みました！あれ？華ちゃんSMに走ったのかな？と思うくらいに翔くんがイケメンだったけど、やっぱりMSだった…！ (2018年1月3日 14時) (レス) id: d298686d63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻華
| 作成日時：2017年10月31日 5時
