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そんなやりとりをしていたら
「あ、いたー」という声
振り向くと「営業部行ったらいないからさー」と
………元、…同居人がいた
「あ、ごめん」
「いんや、だいじょーぶ。んで？何の遊び？ニノ捕まえたら賞金出るの？」
「俺はツチノコかよ」
「あ、いや、これはさ……」
「てかさ、大ちゃん凄いよね」
「ん？何が？」
「だってさ、好きな子と一緒に住んでてよく我慢出来たよねー」
「おい雅紀ッ」
ココどこだと思ってんだよ真昼間の食堂だぞッ
そりゃ智くんにそういう感じの事、言われたけど……
「あー確かに生殺し状態だったけど、アレだな。すんげー好きなら我慢できるもんだぞ。生殺しだけど」
「ちょ、貴方も何言ってんのッ」
「すげー流石大ちゃん！生殺し状態でよく頑張って生きてたねッ」
「おう。人間頑張れば意外と生きれるぞ。死ぬ一歩手前ででも踏ん張れるぞ」
「最早ドM通り越してんだろソレ」
「生還させてやったんだから1000万ぐらいは寄越せ」
「………なんか、すいません……」
思わず謝ってしまったけど
何度でも言うけどココ真昼間の社内食堂だぞッ
「おっと、早くしないと昼休み終わっちゃうじゃん。翔くん、注文行こー」
「え、あ、……ぅん」
意識する前まではスキンシップの一つだった
頭を軽くぽんっ、とされる事さえ
自分でも分かる程、顔が熱くなる
「行くよー」
と言う、貴方との関係が変わったけど
それでも、その笑顔はいつ見ても優しい
*
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作者名：櫻華
| 作成日時：2018年10月12日 8時
