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「ヤロウ云々は関係ないだろ、お前は」
まぁ、コイツの自己中さ加減は今に始まった事じゃない
だいたい俺の言ったことを今更気にするヤツじゃないのは分かっているから
そのままに
テレビを付けると、夏の風物詩の長時間番組が映る
時間を確認すると、もうすぐドラマの方は終わりそうだ
それから10分程でドラマは終わり
ここ数年の恒例になっているバラエティに切り替わる
すると
背後。…つまりベッドの方がふと静かになったから振り返ると
人のベッドを占領していた迷惑極まりないヤツが、ゴソゴソと起き上がる
「毎晩の恒例は終わったのか？」
「うっせ！」
悪態をついて観始めたテレビに映っているのは
今をトキめくアイドルさん
時々似てるって言われるけど
クッションを抱きしめているコイツは、その中の1人をガン見している
そのアイドルのファン。…というのとは少し違い
ガン見しているアイドルが、コイツの恋人に似ているという理由
なんつーか、
「寂しいヤツに見えるぞ」
「恋人いないボッチに言われたくないわ」
「その口の悪さ。知られて嫌われろ」
「ざんねーん。そんな事は起きないわ」
どこからきてんだよ、その自信
…まぁ
コイツのコレを知って、それでも恋人でいる人物だ
いったいどんな生活したらあんな風に育つんだ？
そしてなんでコイツの恋人なんだ？
俺の人生七不思議の中のNO.1だ
今の段階で
まだギューッと抱えているクッション
これ、夏休み中にデートに行った時にお揃いで買ったとの事
自分は赤色。恋人は黄色
それを大事に抱えているってのは
マジで好きなんだな、と思うと同時に
それまでのコイツを知っている身としては、純粋すぎて逆に違和感ありまくりだ
「なによ。なんか文句あんのか」
「文句以前の問題だろうがよ」
チラッと見ていただけなのにこの反応
ほんと、可愛くないよな
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櫻華(プロフ) - ゆかりさん» ありがとうございます。続きは私自身のペース配分になってしまいますので、御容赦ください。 (2018年9月6日 0時) (
レス) id: 643a141105 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - いい小説ですね続きをお願いします待ってます (2018年9月6日 0時) (レス) id: 8447f08366 (このIDを非表示/違反報告)
櫻華(プロフ) - 蒼星さん» 蒼星さん、ありがとうございます！楽しみにして下さり、とても嬉しいです。この様に感想を頂けれるととても嬉しく励みなります。是非お気に入りの子達を見つけて、楽しんで下さい。応援、本当にありがとうございます^^* (2018年9月5日 14時) (レス) id: 5f6dbffbbd (このIDを非表示/違反報告)
蒼星(プロフ) - 新章開設ありがとうございます！いつも楽しく拝読しております。更新通知がくると嬉しくてニヤニヤしながら開けてます。これからもずっと応援しています。 (2018年9月5日 10時) (レス) id: c0123debb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻華
| 作成日時：2018年9月5日 9時
