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志摩は常にマイキーの支えとなっていた





真一郎が殺された日も

「オズズメのエ ロ本見ぜてぐれるって約束じだのにぃっ…!!マイキー君とエマちゃん置いてなにしやがるんだよぉばがぁあ」
って俺以上に泣いて、俺の代わりに怒って




ドラケンが死にかけた日だって

「あの、皆さんドラケン君待ってる間時間あるんでペーやん君の財布使って夜食買ってきましたぁ」
しけた空気の待合室に不釣り合いなテンションで現れた志摩の手一杯には菓子パンの詰まった袋が下げられていた


「大丈夫ですよ。ドラケン君は生きて、また皆んなで喧嘩出来ますから。」




場地が死んだ日だって

「場地君はマイキー君が一虎君を許せる様に、また昔みたいに皆んなで馬鹿出来る様に戻りたかっただけなんです。マイキー君が変わらなきゃ、いつまで経っても場地君報われないっすよ」



そう言ってヘラリと笑ってみせた。








「ポチ、お前だけは一生俺の側から居なくなるなよ」



エマが殺された時も、イザナが死んだ時も、お前は俺の側から離れなかった。




罪悪感。マイキー君の闇が少しずつ少しずつ、ゆっくりと、ねっとりと濃くなって行くのを俺は見ている事しか出来なかった










志摩はマイキーと一緒にいる事が多かった


「お前らまた一緒に居たのかよ」


それは実質的マイキーの側近ポジションであるドラケンを言わしめる程だった。暇だという呼び出しに会いそこへ赴けば当たり前のように志摩がいて、何食わぬ顔でエ ロ本を読んでいた。




昔、10個上の真一郎が使っていたというだけあってシンプルなまとまりのある部屋の奥でマイキーは志摩の髪を弄りながら一緒にエ ロ本を見ている。心底来ない方がよかったと思ったドラケンだが、マイキーの右腕を務めていると言う事で呼び出しには必ず応える実に律儀な男だった。



マイキーはそんなドラケンを信頼しているし、志摩をお気に入りとして常に側に置いていた。



「圧倒的天才の側には常に冷静な常識人、又は心の拠り所となる様な母性のある人間が必要なんです」

だから俺は母性を身に付けてきます。なんて言った次の日の学校にて志摩は何をしたのやら3日間のトイレ掃除の刑をかけられており、もはや伝説として東卍の中で語り継がれていた。



志摩Aは良くも悪くも存在感の強い男だった

◯→←◯



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ちふれれ(プロフ) - 海獣さん» もちろんです! (2021年11月25日 19時) (レス) id: ad7ca4d610 (このIDを非表示/違反報告)
海獣(プロフ) - ちふれれさん、ボードの友達申請していいですか? (2021年11月25日 18時) (レス) id: b62edcffd1 (このIDを非表示/違反報告)
ちふれれ(プロフ) - 海獣さん» 読む人を選ぶ私の作品、作った甲斐があります!ありがとうございました!! (2021年11月25日 16時) (レス) id: ad7ca4d610 (このIDを非表示/違反報告)
海獣(プロフ) - 凄く面白かったです! (2021年11月25日 10時) (レス) @page10 id: b62edcffd1 (このIDを非表示/違反報告)
ちふれれ(プロフ) - はなさん» 教えて下さいありがとうございました!! (2021年11月25日 7時) (レス) id: ad7ca4d610 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちふれれ | 作成日時:2021年11月25日 0時

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