【ブルーロック】氷織くんに求愛中！

求愛１１ ページ11

『う〜〜ん…』



あの後作戦会議が終わり、現在洗濯物を回収している最中。さっきの作戦会議で至った結論にどうするべきかと頭を悩ませていた。


わたしが氷織くんに冷たくする…？





『むりむりむり！』


「なにが無理なん？」


『そりゃ氷織くんに』




冷たくするなんて、と続けようとして会話ができていることに気付いて言葉を止めた。

まて、この(天使の)声は…







「？僕？」


『ひゃーーーー氷織くん！！！！！』




あぶなああああああ！！！！氷織くんに思わず作戦を喋ってしまうところだった！！！

こてん、と首を傾げる氷織くん。なにそのこてん！！なになにそのこてんは！！！かわいいじゃないか！！！





『ウウンナンデモナイヨ』


「なんで片言なん」



ふふ、といつもみたいに可愛らしく笑う氷織くんにこれまた頭を抱える。

いや氷織くんやっぱりかわいい。かわいすぎる。冷たくするなんて絶対む…










「((さ・く・せ・ん・は！！！))」





ひぇーーー！！！見られてた！！！見られてた監視(千切＆玲王)いた！！



わたしの心の揺らぎを察知したかのようにわたしの目線の先の角から口パクで話し掛けてきた監視官。

くっ、これはもう作戦を実行するしかない…




許して氷織くん！！！！(涙)








『あー…わたしもう行くね、仕事あるから』


さささっ、とその場から去ろうと足早に進む。くっ、心がいたい…！！



「え…、僕手伝うつもりやったんやけど、」


迷惑やった…？と少し悲しそうな顔でぽつりと呟く氷織くん。




ああああああああいたい！！！心がいたい！！！！！もう今すぐにでも『お願いします！！』と頭を下げたい！！！！かわいい！！！悲しそうな顔もかわいい！！！！






「「(ガン見)」」


うん無理！！！！！！！






『あー…と、お手伝いは大丈夫！ありがとう』


氷織くんの気持ちを無下にしないように最低限で返事をする。はぁ、つらい…()




「でも重たない？」
『ううん大丈夫ごめんなさいーーーー！！！！』

やっぱり手伝う、と言いかけた氷織くんの言葉を遮って謝罪を叫びながら廊下をダッシュする。洗濯カゴを持って。






はあ、もうやだこのくそみたいな作戦やめたい。

おいなんで引いた顔してんだよ監視官共め誰のせいだと思ってやがる(口悪)





氷織くんに対してあんな冷たい態度とって逆効果じゃないのかな、はあ、嫌われてないかな、




『もう気が気じゃない…』


逆に悪くなるんじゃ…と思ったのは内緒にしておく。

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