一目惚れでした。【岩泉一】

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松「ハイハイレッツゴー」

「えちょ、待って待って」



6組の教室は、南校舎の私たちの教室からは少し離れた北校舎にあるんだけど…、いや待ってよ待って急すぎないか？？！



「会ってどうするの話すなんてむ、無理だよ」

松「何をそんなにビビってんだよー、俺が間入ってやっから心配すんなって」

「ひえええ」





花「俺2組の花巻。よろしく〜」

凛「はぁ、どーも。」

花「え、なに塩くなーい？？」

凛「…(ウザ。)」


すぐ後ろでこんな会話が生まれていたことに全く気付かないくらい、私の頭は焦りと困惑と 少しの期待でいっぱいだった。







松「岩泉ぃーちょっと来てーー」

松川くんがドアから中を覗いてちょいちょい、と手招きをする。


松･花「岩泉に会いたくて来ちった♡」

岩「んだよそれ…。お？」


渋々教室から出てきた岩泉さんと、目が合った。
すぐ逸らしたけど



「っコココ、コンニチワ…！！」

松「ニワトリか(小声)」

岩「おっす、」


岩泉さん気まずそう、、そりゃそうだよね知らん女が急に教室まで来て変だよね…！
うわあああ今すぐ逃げ出したい…！！！



松「こいつ俺と同じクラスの、…ほら自己紹介〜」

「へ、アッAAです、！！」


花「凛ちゃんもいちおー自己紹介しとくか」

凛「は？……あ、桐島です」


岩「…俺岩泉。よろしく、？」



岩泉さん明らかに困ってるじゃん…

どうするの松川くん、！

花巻さんっていうの？
そっちのチャラピンクさんもどうにかしてよー！！






松「あーそれでな、俺たちが来たのはAがお前に一目惚れしたとかで──」




ま つ か わ く ん ？ ？ ！ ！ ！ ！




凛「岩泉さんとお近付きになりたいなーって！(大声)」


…ナイスセーブすぎるよ凛ちゃん愛してるよ凛ちゃん



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○岩泉 一(いわいずみ はじめ)

青葉城西高校 1年6組
男子バレー部


○花巻 貴大(はなまき たかひろ)

青葉城西高校 1年2組
男子バレー部

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