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変化のない日々 ページ20

次の日、無限城には上弦の鬼が集合していた。


「妓夫太郎が死んだ、上弦の月が欠けた」


鬼舞辻は何やら怒っていた。

そこで童磨が笑顔で話し始める。


「それは申し訳ありませぬ。
妓夫太郎は俺が紹介した者故。どのように御詫び致しましょう、目玉をほじくり出しましょうか、それとも…」


「必要ない。貴様の目玉など。

代わりにより強い鬼を見つけた。紹介しよう。

上弦の零、Aだ」


鬼舞辻の合図とともにAは顔を出した。


「黒いスーツに黒いマント…。
なんだかヒーローみたいですね〜」


童磨はいつも通り笑っていた。


「私のお気に入りだ」


「!?」


「Aは鬼だが人を襲わない。
ずっと人間と共に暮らしているそうだ。

しかしその生活を続けて監視をしてもらう。

鬼殺隊の動向を探り、私に報告するんだ」


「御意」



この後Aは鳴女により遊郭に飛ばされた。
鬼は本部の居場所を知らないからそこには飛ばせないからだ。

俺はゆっくり蝶屋敷に向かい、門をくぐった。



「Aさん」

「!」


寝巻きの格好で、心配そうな顔をして俺に近づく。


「2日もどこに行ってたんですか?」


俺は軽くしのぶの頬に触れた。


「な、なんです?」//


生きてることに安心してホッとした。
俺は気が抜けたのかしのぶの肩に頭をうめた。


「ちょっ、本当にどうしたんですか?」//


「……よかった」


「?」///


「!」


バッ!!と離れる。

自分から関わるなと言いながら自分からくっついてしまった。


「ごめん、忘れて」


「…よっぽど疲れてるんですね」


「あ、ああ…、そうかも。じゃあな」


「おやすみなさい」


「おやすみ」



何してんだか。

こんなことしたつて何も変わらないんだよ。

俺が鬼である限り何も変わらないんだ。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 胡蝶しのぶ , 男主   
作品ジャンル:恋愛
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ゆう(プロフ) - いやいやそんなこと!次回6話程で完結しますので是非見てください!! (2021年3月11日 0時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)
天麩羅 - おぉ、なんかいつの間にか凄いことに、どうしたらこんな続きが気になる終わり方が書けるんだ? (2021年3月10日 22時) (レス) id: 9b224ffa84 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - ほんと増えましたよね!嬉しい……(泣)見てくれる人がいると自然とニヤけが止まらなくて気持ち悪い顔してます笑 (2021年3月6日 13時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)
天麩羅 - お気に入り登録一気に増えましたねぇ、どんどん人気になっていく、凄い、、! (2021年3月5日 19時) (レス) id: 9b224ffa84 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 頑張りますー! (2021年3月3日 21時) (レス) id: c0465afe59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃゆ | 作成日時:2021年2月19日 21時

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