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なんで? ページ17

その夜、しのぶさんに抱きしめる頻度を減らすことを伝えた。


「謝るくらいならもうしないでください」ニコ


自業自得


「……はい」


傷つけるくらいなら我慢した方がいいことを知った。

もう迫るようなことはやめよ。
いつも通りの、普通の関係が1番理想的なんだから。


「……明日空いてる?」


「カァァ!シノブ、明日任務」


「だそうです」


「……そっか」


タイミング悪かったか。


「A!至急任務有リ!急イデ本部ヘ!」


「本部?」


「恋柱トノ合同任務!」


「!」


「すぐ行く。しのぶさん、また誘うね」



本部に向かおうとすると、袖を引っ張られた。



「しのぶさん?」

「……いえ、なんでもありません」

「嫉妬?」

「ちっがいます」ニコ

「だよなー」

「っ」

「頑張ろうな」

「……はい、頑張りましょう」



少し寂しそうな顔をしてるように見えたのはたまたまか。



「遅れてすみません」



本部にはもう甘露寺さんがいた。

お館様は話を進めてくれて、ここから少し遠い町での任務を任された。

夜な夜な男がいなくなるみたいだから、鬼は女かな。



「柱を呼ぶほど手強いなら、油断しないようにしないと!」

「そうですね」



日が沈むと、町の人は家の中に入り出した。

店を閉め出したおじさんに聞いてみると「人喰いがやってくるから」だそうだ。

「君達も早く帰りなさい」そう俺達に促して店内に入った。

男が狙われるってことは、俺は絶好の獲物だ。


「私は1人でも大丈夫だから、手分けして探しましょう」

「わかりました。あっち行ってきます」


なんとなく人が多そうなところに行ってみたがいない。
今日は特に鬼がいる気配はなくこのまま次の日の朝を迎えてしまった。


「ここ屋敷から遠いので、泊まっていきましょう」

「そうね!近くにいい宿があるの」


用意周到だ。

町外れの宿に行くと、ここは鬼殺隊専用なのか他にも多くの隊士がいた。

もしかしたらしのぶさんもいるかも。


「(そんなわけ無いか)」


そんなわけあった。


「しのぶちゃん!」

「?甘露寺さん。任務先が近かったんですね」

「おー、Aじゃねぇか」




なぜか、音柱の宇随さんまでいた。





「(……なんで?)」

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作者名:ちゃゆ | 作成日時:2021年11月29日 15時

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