《30》 ページ33
｢ここのレストランで食べようか｣
俺がそう言うと、Aはキラキラと笑顔を見せる。
｢こ、ここにしましょうっ｣
｢ふふっ、なんか嬉しそうだね｣
｢ここ、前から行ってみたいなぁって思っていたんですよ｣
Aはふにゃぁっと笑うと、俺の手を引いた。
相当楽しみのようだ。
｢いらっしゃいませ。二名様ですね。こちらにどうぞ〜｣
店員さんに案内されて、椅子に座る。
周りの客が俺たちをみてコソコソと話していた。
｢ねぇ、あのカップルめっちゃやばくない？｣
｢うんうん！お似合いだよねっ｣
その話を聞いて俺は心の中で頷いた。
｢(そうそう、俺らお似合いでしょ。だって可愛い彼女(仮)を連れてるんだから当たり前だよね)｣
ちらっとAを見ると、顔を赤くして俯いていた。
…可愛い
｢い、いい、至さん！き、決まりました？｣
｢うん、決まったよ｣
｢じゃ、じゃあ、店員さん呼びますねっ｣
そう言ってAは｢すみませーん｣と店員さんを呼んだ。
・
・
・
｢至さん、ゲームの調子はどうですか？｣
｢今のところ順調かな。でもちょっと順位抜かされそうなんだよね｣
そういった至さんの画面を覗くと、私は目を疑った。
｢え、え、え、至さんって、たたたた『たるち』？！｣
｢うん。そうだけど…話してなかったっけ？｣
｢ははははは初知りですよっ｣
至さんが言っていた『抜かされそう』なプレイヤーはきっと私。
至さんが1位で私が2位。
NEOを昨日抜いたからね！
それを悟ったのか、至さんは｢もしかして___｣と言った。
｢Aって『スィ』なの？｣
｢そ、そうです…｣
｢近くにライバルいるとか…燃えるね｣
｢ははは、至さんには負けますよ｣
でもゲームでもっと語れそう。
少しだけど、至さんに近づけたな…♪
・
・
(『スィ』って苗字から取ったの？)
(そ、そうです…。思いつかなかったので)
(ははっ、Aらしくていいと思うよ)
(ああああああ、ありがとうございます…)
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蒸田。（むしだ）(プロフ) - さかさん» コメントありがとうございます！！語彙力を失うほどそう言ってもらえて嬉しいです！更新頑張ります！ (2017年4月30日 22時) (
レス) id: f91a58f64c (このIDを非表示/違反報告)
さか(プロフ) - 最高です！！A3!の夢小説は初めて読んだのですが、1発で当たりの作品を引いたな！！って思いました笑 ほんとに最高です！至さん推しなので、ほんとにほんとに最高です(語彙力) 更新楽しみにしております！！ (2017年4月30日 21時) (レス) id: 4f77bf1428 (このIDを非表示/違反報告)
蒸田。（むしだ）(プロフ) - 藍さん» コメントありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2017年4月15日 19時) (レス) id: f91a58f64c (このIDを非表示/違反報告)
藍 - とっても面白いです!!!!更新頑張ってください!!応援してます♪ (2017年4月13日 0時) (レス) id: 1c9b5608e2 (このIDを非表示/違反報告)
蒸田。（むしだ）(プロフ) - 奈々さん» d( '-' ) (2017年4月2日 16時) (レス) id: f91a58f64c (このIDを非表示/違反報告)
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