【A3】３時間彼氏。【茅ヶ崎至】

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｢先輩、今日の会議はまた親交会社とですか？｣


｢…あぁ。相手側がそう要望したからな｣


｢ほぇ…｣





ナイス親交会社！！！！！！
至さんCome on！！！！！！




｢……変な事考えてないだろうな｣


｢そんな！とんでもない！！私は会議の事を考えていたんですよ！｣


｢…はぁぁぁぁ。｣





えっ、めっちゃ長いため息。
そんなにバレバレですか。


すると、咲川先輩に突然、



｢…そんなに茅ヶ崎の事が好きか｣



と聞かれて、ポカーンと口を開けてしまった。

先輩はふわっと笑うと、手が私の頬に伸びてくる。





｢ふっ。マヌケ顔｣


｢たぁ？！｣




先輩に頬を叩かれペチっと響いた音は、オフィスの声に消されていく。

叩いた本人はさっさと歩いていくし。

何よ。質問しておいて。
こんにゃろー。




｢そろそろ入るぞ｣


｢…はーい｣




でも、切り替えなきゃ！！
至さんが居ますようにっっっ！！！



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｢そしてここが______｣




Aがいる会社と再び会議。
前回は用事があって行くことは出来なかったが、今日はなんとか来ることが出来た。



______のはいいものの





｢(…近すぎだろ……。)｣





咲川さんとAの距離が近い。
しかも俺の目の前で。





｢おい、ここはこうだろ｣


｢違いますよ！ここはこう、です！｣




小声で話しているんだろうけど、俺には丸聞こえ。
きっと、咲川さんも意図的にそうしているんだろうけど。




ずっと2人を見ていると、Aと目が合う。

ニコッと俺が笑うと、Aも笑顔で返してくれた。





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(ここはこうで、こうするんですよ先輩)


(何回言えばわかるんだ、ここはこうだろ)

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