《17》 ページ20
｢あ、A！…と、咲川さん｣
｢…どうも。｣
タイミングが悪い。
しかも何故呼び捨てなんだ。
翠川も下の名前で呼んでいるし、どういう事なんだ。
｢遅めのランチ、ですか？｣
｢…あぁ。そうだな。バカが昼食を食べずに仕事をしていたから、連れていっただけだ。｣
｢ちょ、バカとはなんですかぁ！｣
｢へぇ、そうなんですか｣
そう言って茅ヶ崎は翠川の頭を撫でて、｢頑張ったんだね｣と言った。
翠川は頬を赤く染めて俯く。
……見てられない。
｢そういえば翠川、課長がお前に新しい仕事があると言っていたぞ。｣
｢えぇ？！さっきまでそんなこと言っていなかったのにぃ…｣
翠川には済まないが、茅ヶ崎と一緒にさせる訳にはいかない。
嘘をついてまで会社に_________
｢すみません、咲川さん。これから俺達、��デート��なので。｣
『デート』…？
前川と言っていたことが違う。
｢彼氏はいない｣はずなのに。
すると茅ヶ崎は翠川の耳を塞いで、俺に言った。
｢くれぐれも、邪魔はしないでください。Aは
俺の��彼女��になる予定の大切な人なので｣
｢…っ！！｣
茅ヶ崎はスッと表情を笑顔にすると、翠川の頭をまたポンッとする。
｢ごめん、A。そろそろ行こうか｣
と茅ヶ崎が言えば、翠川は｢はい！｣といい返事をした。
｢咲川先輩、ごちそうさまでした！お先に失礼します！｣
｢…………あぁ。｣
翠川は茅ヶ崎と徐々に遠のいていって、見ているだけでも苦しかった。
そして茅ヶ崎の先程の言葉が脳内でループする。
｢………っ。｣
……俺の恋は儚いな。
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蒸田。（むしだ）(プロフ) - さかさん» コメントありがとうございます！！語彙力を失うほどそう言ってもらえて嬉しいです！更新頑張ります！ (2017年4月30日 22時) (
レス) id: f91a58f64c (このIDを非表示/違反報告)
さか(プロフ) - 最高です！！A3!の夢小説は初めて読んだのですが、1発で当たりの作品を引いたな！！って思いました笑 ほんとに最高です！至さん推しなので、ほんとにほんとに最高です(語彙力) 更新楽しみにしております！！ (2017年4月30日 21時) (レス) id: 4f77bf1428 (このIDを非表示/違反報告)
蒸田。（むしだ）(プロフ) - 藍さん» コメントありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2017年4月15日 19時) (レス) id: f91a58f64c (このIDを非表示/違反報告)
藍 - とっても面白いです!!!!更新頑張ってください!!応援してます♪ (2017年4月13日 0時) (レス) id: 1c9b5608e2 (このIDを非表示/違反報告)
蒸田。（むしだ）(プロフ) - 奈々さん» d( '-' ) (2017年4月2日 16時) (レス) id: f91a58f64c (このIDを非表示/違反報告)
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