花巻君の好きな人は私ではない。【花巻貴大】

さんじゅうわ。 ページ35

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＿＿＿＿月日は流れ




監督｢えー、今年も毎年恒例ＧＷ合宿を行う｣





あっという間に来週から合宿です。






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A｢あー、もう合宿かぁ〜｣



松川｢１年って早えーな｣



花巻｢それな〜｣




青葉城西高校の合宿は所有している合宿所を使い、5日間のバレー三昧だ。

けど、さすがは強豪校。部員が大量にいるため、私たちマネージャーは選手に負けないくらいの体力を使う。




咲良｢私青城での合宿初めてだよ｣




花巻｢あれ、そうだっけ？｣




及川｢秋ちゃんが入部してきたのはちょうど合宿の後くらいだったもんね｣




岩泉｢A去年大変そうだったよな｣




松川｢そーそー(笑)なんか抜け殻みたいになってた(笑)｣




去年はまだマネージャーが1人で、あの大量の部員を私だけで相手にしたのだ。
洗濯、掃除、タオル、スクイズ…

１番死ぬかと思ったのは食事だ

残念ながらいくら私立とはいえ、料理が勝手に出てくる訳ではなく
私１人で全員分の準備をしたのだ。




A｢やめて、思い出すだけで吐き気する…｣




花巻｢けど、春野の飯うまかったよな〜｣




及川｢だよね！意外すぎたよ！｣



松川｢全然できなさそうに見える｣




A｢JKなめんなよ…って、まぁ今年は咲良がいるし！平気さ！｣




咲良｢おう！｣









＿＿＿＿まさかこの合宿で



あんな事になるなんて思わなかったな。

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