花巻君の好きな人は私ではない。【花巻貴大】

にじゅうにわ。 ページ25

△▽






「「「ごちそうさまでした」」」



A「今日の片付けは真魚だかんねー」


真魚「えー」



３人で蛍のリクエストであったシチューを食べ終わり、真魚に片付けを任せてソファにもたれかかった



A「蛍ースマホとってーー」


月島「どこ〜…って、あった。はい」


A「どーも…、げっ汗」



スマホを開きLI〇Eを見ると通知が４６件

誰だよ、と思いながらアプリを開くとどうやらバレー部のグループのようだった


どーせくだらないことしか話してないだろうから、適当に既読だけつけて個チャを確認する




と






A「えぇ！？」



驚いて思わずスマホを落としそうになった所をすかさずキャッチ



画面には


マッキー：今日なんでこなかったんだ？




花巻からのメッセージがあった




花巻はグループとかには結構出てくるけど、そんなに個チャはしないから花巻からLI〇Eがくるのはすごく珍しい


やばい、嬉しすぎて顔にやける





月島「なに、彼氏？」


A「うわぁ！？」


後ろから蛍にのぞき込まれ我に返る


月島「顔ニヤけててキモイんだけど」



A「え！？//そんなニヤけてる！？」



月島「うん、…で、彼氏なの？」



A「はっ！？違うよ！違う違う！！//」



月島「ふーん…じゃあ、片想いか」



なっ！？なんでわかんの！？



A「ちょ！もう！あっち行ってろってば！//」



はいはい、といって私から離れる蛍

ったく…昔からこいつ人の心読むの得意だからなぁ
怖いわ




はるの：いやぁ、先生から呼び出しくらっててさ笑



花巻に返信すると、すぐに既読がついた


そんな些細なことでもキュンって心臓がなる私はやばいな



マッキー：大化の改新のやつ？


はるの：なぜ知ってる


マッキー：及川くんが爆笑しながらみんなに話してたよ♡


はるの：ﾌﾞｯｺﾛ(´^ω^｀)ﾌﾞｯｺﾛ



マッキー：ったく、お前も咲良もいないから大変だったんだぞー？



はるの：ﾊｯ！！私らの大変さが伝わったか！！



マッキー：はいはい、伝わった伝わった



はるの：ツライ



マッキー：ｗｗｗ


マッキー：じゃあまた明日なー



はるの：うん、ばいばい





短かったけど

なんだか今なら飛べそうなくらいに舞い上がっていた






月島「Aジタバタしないで！うるさい！」

にじゅさんわ。月島side→←にじゅういちわ。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す