貴方の中から私が消えるまで。【歌い手】【まふまふ】

5年後… ページ12

まふまふside


僕は今もう病んでいない。

周りにいる仲間と前に向かって歩いてる。


でも、Aはやっぱり忘れられなかった。

はは。どれだけ頑張っても約束は果たせなかったよ…。

そんなことを思っていた時に、



「…A…？？」


目の前にAみたいな雰囲気の子がいたのだ。

髪型は違うし。目も違うし。見た目は違うけど、Aのような雰囲気があったのだ。


「ねぇ。A…？」


僕はもう1回問いかける。すると目の前の女の子はふわっと笑いながら、


「…会えたね。まふ。」


と、言ってくれた。


「A…！」

僕はやっぱり泣きながら抱きついてしまった。


「やっぱり。変わってないね。まふ。」


ああ、声も何もかもが違う。けど、Aだ。うれしい。会えた。あえた。




「どうやって、僕の前に…？」


「んふふ。知りたい？」


「当たり前でしょ…？」


それはねー。そんなことをいいながら説明してくれた。




ルウシェって神様がいるの。

そのルウシェっていう神様に、


悲しそうだな。


って、言われたのよね。それで私は、


当たり前でしょ？悲しいよ？


と言った。すると、


5年。5年頑張れ。5年頑張れば、生き返らせてあげよう。元のAとは違うが、歳は、お前の愛する人の近くの年齢にしてやるから。

って、言われてー


わかった。やる。


って言って頑張ったの。


辛かったよー？でも、まふに会うためならって、頑張ってようやく会えたんだ。



「A…！」


「頑張ったでしょ？」


「うん。」




「私をもう離さないでね？」


「当たり前だよ！」








・*:..｡o○☼*ﾟo○貴方の中から私が消えるまで。終了

あとがき→←＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す