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知念side
山「頑張れ!侑李!」
え、う、え···?
······とりあえず動揺なんて後回し
みんなが1位で繋いでくれたのに僕がしくじるわけにいかないもんね
僕はアンカーだからみんなよりちょっと多めに走らなきゃいけない
圭人の声、ゆーてぃーの声、そして涼介の声
パァン!!
山「ちねんー!!!」
知「うわっ」
涼介が急に飛びついてきたからびっくり
中「知念!1位だよ!俺たち!」
知「え?」
岡「ちぃちゃん走ってて気付かなかったの?独走だったよ!」
知「え、ほんとに?」
山「やったな!知念!」
もちろん圭人の笑顔もゆーてぃーの笑顔も僕は大好き
でも、涼介の笑顔はなんか特別で。
岡「あ、じゃあ俺たち次係あるから行くね」
中「知念、今しかないよ!」
圭人もゆーてぃーも気付いてたんだ···
山「え?なにが?なにが?俺だけ仲間はずれ?」
知「ねえ、涼介」
山「ん?」
知「教室、行こうよ」
本当は体育祭とかって教室空いてないんだけど
圭人とゆーてぃーがなんとか言って開けてくれたみたい
ゆーてぃーは俺だよ知念!頑張ってね!俺も圭人も応援してる!
と、ゆーてぃーからLINE。
他の生徒は校庭にいるから静かな教室。
僕と涼介の二人きり。
山「知念?」
知「涼介···この前してくれた告白の返事、しようと思って」
山「あ···うん···」
僕だって言うのすごく恥ずかしいよ。
こんなこと言いなれないしさ。
知「僕···」
僕が勇気を振り絞って出した第一声
山「ま、待って!!」
涼介に止められました
知「え、な、なに」
山「や、やっぱり·········」
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作者名:ちいたか x他1人 | 作成日時:2019年1月30日 16時