【仮面ライダーエグゼイド】彼が唯一勝てない彼女。２

解決？ ページ12

「よせっ！パラド！相手が違う！」

黎斗さんはパラドに声を掛けるも届かない。

「俺を邪魔するやつは誰だろうとぶっ潰す。」

パラドはそのままキメ技でリボルを倒してしまった。

黎斗さんはバグワイザーで慌てて何かを吸い取った。

パラドと黎斗さんは、そのまま変身を解く。

「永夢、お前とガチでやり合えるのを楽しみにしてるぜ。あとA。お前も早くこれに慣れてくれよ？遊ぼうぜ！」

楽しそうに笑う彼は、本当にこの命をかけた戦いを楽しんでいるように見える。

そんなパラドを見つめる永夢は、頭を抑え苦しみ出した。

「永夢？！」

慌てて変身を解いて駆け寄ると、後に続いて明日那さんも永夢の元へと走ってきた。

「永夢！大丈夫？」

「最近、変身すると頭痛が…」

「何でだろう…」

不思議そうにする明日那さんに、ふと、思い出す。

永夢はゲーム病に感染している。

その影響が出てしまっているのではないか？

大我と目が合うと、彼も難しい顔をしている。

早く治療をしないと…

でも、何故か永夢からバグスターが出てこない。

出てこないとどうしようも出来ないし、だからと言って彼に真実を伝えたら？


その結果は容易に予想がつく。


完全に八方塞がりだ。



そんなとき、ニコちゃんが大我を突き飛ばし永夢をみた。

「あんなやつらに負けるなんてゲームの腕鈍ったんじゃないの？」

明日那さんは「何てこと言うのよ…」なんて顔を歪める。

「でも良かった。君のゲーム病が治って。」

ニコちゃんは永夢から視線を逸らし大我を睨んだ。

「何か言えよ！」

大我が対応出来ずに「はっ？」と言うと「早く！」とさらに急かされる。

「覚えとけ！お前のガシャットはいずれ俺がいただく！」

大我はそう言うと振り返り歩いていってしまう。

「覚えとけ！あたしの主治医がお前をぶっ倒すから！」

ニコちゃんも大我の後を追う。

「主治医になった覚えはない！」

「ふっざけんなよっ！！」

ニコちゃんの跳び蹴りが大我に炸裂！

うわっ。流石に痛そう。

そのまま２人は喧嘩しながら去っていった。

「初めてだね。永夢が笑顔に出来なかった患者。」

そんな２人を見つめ明日那さんは呟く。

「先が思いやられそうです。」

２人はため息をついたのを一緒になって私もため息をついた。

「ところで」

「ん？」

永夢に顔を向ければめっちゃこっち睨んでる。
強いて言えば明日那さんも。

「いつの間に仮面ライダーに変身出来るようになったの？」

冷たい視線♡

心配。→←イメ画。

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