考える。 ページ39
「どういうことだ?」
眉間のシワがいつもの3倍くらいありませんか?と聞きたくなるくらい眉間にシワを寄せた飛彩先生ににらまれた。
「それが記憶が曖昧で…ただ、面倒を見てくれてたのは黎斗さんだったかな?」
「なに?!」
「うそっ?!」
「なんだと?!」
「え〜〜?!」
みんながそれぞれ叫ぶ。
「えっ?!なに?」
「そうか、Aはいなかったから知らないのか…黒いエグゼイドの正体。」
大我は、ベッドの縁に腰掛けながら続ける。
「社長だった。」
驚くことは正直なかった。
よく考えれば、あの白黒の仮面ライダーに変身したのも黎斗さんだ。
「そっか…そういえば九条貴利矢は?!」
私が最後にみた彼は、今にでも消えそうだった。
もしかしたら生きているかも!
でも私の願いは届くことはない。
みんなは表情を暗くし、私から視線をそらした。
「そっか…」
もしあの時、私が彼らに声をかけていたら未来は変わっていたのかな?
もしかしたら、私が彼を殺してしまったんじゃないか?
そう思ったら怖くなった。
「病み上がりなのにごめんね?」
「いや、永夢は悪くないでしょ?ごめん、ちょっと考えたいことがあるから1人にしてもらってもいい?」
飛彩先生と大我が不満そうにしていたが、ポッピーと永夢がなんとか部屋から追い出してくれた。
再び部屋に1人となる。
ポフンっとベッドに横になって思考を巡らす。
黎斗さんは何故あんな酷いことをしたんだろう。
あんなに優しかったのに…
一緒にいたパラドとグラファイトは何者だったんだろう。
わからないことが多すぎる。
“もうちょっと…Aちゃんと、話して、みたかったな…”
九条貴利矢、最後に笑ってた。
助けたかった。
目の前で一つの命が終わったんだ。
私にも人を救う力があれば…
「私にも、力があれば…」
もし、私が仮面ライダーになれたら?
ギュッと強く拳を握った。
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m(プロフ) - Mさん» これから少しずつ増える予定です!今は、社長や大我多めですが…一応、全員と絡ませるつもりではありますのでお待ちください! (2017年10月8日 22時) (レス) id: 382cc0fa79 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 永夢ー!....に会いたいですー!永夢との絡み多くお願いします! (2017年10月8日 0時) (レス) id: 7d414107ba (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - Mさん» コメントありがとうございます!エグゼイドロスは抜けませんよね…また、面白いと言っていただけるように頑張ります! (2017年10月7日 9時) (レス) id: 382cc0fa79 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 頑張ってください!この話面白いし、エグゼイドロス何で私 (笑)永夢ーー! (2017年10月7日 2時) (レス) id: 7d414107ba (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - YUMEさん» ありがとうございます!レス遅くなりすみません!続き、頑張ります! (2017年9月24日 23時) (レス) id: 382cc0fa79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:m | 作成日時:2017年9月12日 1時