女の子が聞いたことあるマンガにトリップしたお話 Part2！【ゴールデンカムイ】 (ページ38)

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88 悲しい夢ページ38

Aside

戦地での遺体はできる限り回収されるから、時期に私も回収されるだろう

私は連れ戻される前に走って逃げた

私だとバレないようにとロシア兵の服を奪って着替えた

だけど、それは誤った判断だった

日本兵1「あそこにいるぞ！！」

日本兵2「撃てーーｯ！！」

ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ

貴『うっ！！』

ﾊﾞﾀｯ

機関銃で腕と足を何発か食らった

貴『ぐｯﾞ！、あﾞぁﾞｯﾞ！！』

ここで死ねるかよｯ！！

貴『私はｯ！！唯一のｯ！！！』

貴『女性兵士だーーーーーーｯ！！！』

女の指導者になるために、男のような生活をしてきた

誰かが私を見て女は男と同等に扱うべきと思ってくれるように

そして、女も強いことを主張したかった

撃たれても立ち上がり、故郷の国へと走りだす

日本兵3「あいつ、日本語を…」

日本兵4「しぶとい奴だｯ。早く殺せ！！」

なんとか振り切ることが出来た私は、足が動かなくなるまで何十日も走り続けた。そしてやっと故郷に帰ることが出来た

母「！A、あんた…帰ってきたの？」

母の手は私を確かめるかのように頬を撫でる

その手は少し震えていて目には涙を浮かべていた

貴『帰ってきました母さん…ですが私はこれから追われてしまうでしょう。除隊せずにうちに帰ってきてしまったので、今私は脱走兵扱いでしょう』

捕まったら死刑になる

母「そう……A、あんたはまだ若いのよ。これからも生きるために早くここから逃げて。そして二度とここには帰ってこないで。あんたが帰った時、私はもういない。」

貴『でも…』

母「あんたのことは上手く言っておくわよ。安心して、母さんはAの味方よ。なにがあってもね」

母「愛してるわ」

母さんとの会話はこれで最後になってしまった

私はどこかへと姿を消した

………………

貴『はｯ！！……なんだ、今の夢…』

悲しい夢を見ていた気がする…

起きた瞬間、夢のすべてを忘れてしまった

貴『はぁ…あ、もう外が暗い』

みんながいなかったから網走監獄まで走っていった

貴『まずい…もうそんなに時間が！』

網走監獄の前の川には鶴見中尉たちの船があった

バゴォォォォォォォォォｯ

私が渡ろうと近くまで行ったが橋は壊されて自分も吹き飛んでしまった

貴『うｯ、い、痛いｯ…』