女の子が聞いたことあるマンガにトリップしたお話 Part2！【ゴールデンカムイ】 (ページ21)

今日:7 hit、昨日:2 hit、合計:39,371 hit

71 二人きりページ21

Aside

外では杉元さんとアシリパが、白石を呼び掛けてる声がする

貴(やっぱ取り憑かれるんだね)

尾「おい」

貴『は、はい？』

尾「Я тебя люблю」

貴『…？』

突然の外国語ｯ！

尾形の方を見ると手で目を隠していて、少し赤くなっていた

貴『…尾形、寒い？』

尾「…このくらいなんともねぇ」

嘘だね、絶対寒いって

私でも寒いのに

尾「…」ｷﾞｭｯ

貴『？！！///』

へ？

尾「お前の方が寒そうに見えるが？」

今はもう身体中熱いって！

やべぇ、心臓がトゥンクし過ぎて死にそう←

ｸﾞｩ-

尾＆貴『「…」』

私のお腹は今の雰囲気をぶち壊した

貴『ちょっと、お腹空いたわ』

尾「これでも食って早く寝ろ」

渡されたのはシカの肉だった

貴『生はちょっと… 尾「いいから食べろ」

尾「…俺が食べたらお前も食べるか？」

貴『食べない』即☆答

その言葉を無視して肉を食べる尾形

食べた所を私の口に付ける尾形

貴(尾形それ間接キッスだから)←

口を開けない私にイラッとしたのか、肉を口にめちゃくちゃ押し込んでくる

貴『は、ははった！はべるはら！』(わかった！たべるから！)

尾「ん」

私は1口食べる

鉄の味が口に広がったが、吐き気はしなかった

━━━━━━━━━━━━━━━

尾「…きろ……お………おきろ！早く出発するぞ」

貴『んぁ？あ、あぁ、分かった』

いつの間にか寝ていたらしく、口の中を舌でなぞったらまだ鉄の味がした

貴『うぇ…今ごろ吐き気が襲ってきたよ…』

アシ「大丈夫か？少し休憩するか」

貴『あ、大丈夫だよ！そんなに気分が悪いってわけじゃないしさ』

杉「無理しないでね」

尾「ハｯ、今出せばいいだろ。溜めたまんまじゃ苦しいだろうが」

それは尾形なりの優しさなのか？