女の子が聞いたことあるマンガにトリップしたお話 Part2！【ゴールデンカムイ】 (ページ20)

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70 大地に感謝ページ20

Aside

白「あとは風の吹くままだぜ」

だいぶ気分が良くなり、今は寝っ転がってる

ﾋｭ-(風の音)

貴『ｯ!!!』ｷﾞｭｯ

杉「ｯ……だ、大丈夫かい？」

気球が揺れて落ちないように杉元さんに掴まる

貴『…』ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

尾「人の死の瞬間を間近で見ても大丈夫なお前が、高いところは苦手か」

貴『だ、誰だって怖いものはあるんだよ」

アシ「安心しろA、落ちそうになったら私が助ける」

貴『ありが、とう』

杉「うぉぉぉ危ねえ…ｯ風に流されてあんな岩場にぶつかったらやばいぞ」

貴『そんなこと言わないでよぉ～』汗

アシ「パウチチャシだ、このあたりの奇岩はパウチカムイの砦といわれている。パウチカムイは淫魔であまり心の良くない神様だ、取り憑かれるとその人間は素っ裸になって踊り狂う」

白「ハッハッハッ、そんな馬鹿な…アイヌは想像が豊かだねえ」

白石、それフラグだから

君あとで取り憑かれるよ

しばらく気球に乗っていたら限界が来たのか標高がだんだん下がっていき、ついには気球は木に引っかかった

貴『やっと地面だぁ…！！』

もう飛ばねぇ！！大地の上で産まれてきたことに感謝だあ！

尾「グズグズしてたら追いつかれるぞ」

アシ「杉元の出血が止まらない、手当しないと」

杉元さんを手当てし終え、みんなで歩き始める

貴『…あ！第七師団！』

尾「見つかった！！急げｯ、大雪山を超えて逃げるしか無い」

白「この山を？マジかよ…」

貴『とりあえず超えるしか…』

急いで登っていると風が強くなった

尾「まずいぞ、天気が急に崩れてきた」

アシ「どんどん風が強くなる、雨も降りそうだ！」

白「この高さじゃ木が生えてねぇ！戻って下山しよう！」

尾「馬鹿を言え！追っ手が来てるんだぞｯ」

みんなが揉めている中、私はシカを発見した

貴『アシリパ！あそこにユｸがいる！』

ユｸとはエゾジカのことだ

アシ「本当だ、杉元オスを撃てｯ大きいのが4頭必要だ！」

ﾊﾟｧﾝ

杉「2頭同時に…ｯ！」

アシ「急いで皮を剥がせｯ、大雑把でいい！」

仕留めたシカは3頭だけだった

貴『1人分足りない…』

すると急に尾形に引っ張られた

尾「一緒に入るぞ」

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一緒に入ったのはいいものの…

貴(尾形ずっと黙ったまんまやん！)