女の子が聞いたことあるマンガにトリップしたお話 Part2！【ゴールデンカムイ】 (ページ17)

今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:39,366 hit

67 杉ちゃんside ページ17

杉元side

俺は被り物をして詐欺師とともに建物の中に入る

杉(歯と目をむき出すようにすればそれっぽいか)

少し待っていれば淀川中佐が来た

鈴「網走監獄典獄犬童四郎助です、はじめまして」

杉「…イヌドウ」

淀「あの…こちらの方は？」

杉「網走監獄で看守をやってる杉元です。5年前、家永という凶悪犯によって顔をズタズタに食い千切られましてね、見た目はこんなですが私の優秀な部下です」

杉「イヌドウ…」

淀「はぁ…お気の毒に、ところで…実を言いますと«はじめまして»ではございません」

な、なんだと…？

鈴「…これは失礼いしました、以前どこかで？」

杉(やばい…面識あるじゃねえかよｯ)

もしここでバレたら…

俺は詐欺師の方へと目を見やる

鈴「…」

淀「10年以上前に知人の葬式にご挨拶だけ…覚えてらっしゃらないのも無理はありません。弔問客でごった返していましたので」

ふぅ…まだ大丈夫だな

このまま順調に行けばいいんだかな

この詐欺師が上手いこと言っているうちに、淀川中佐はあと一歩で落ちる…！！

杉(いいぞ…ここまで上手く行ってる、あとはカネで雇った熊岸長庵役のオッサンをこいつらに引き渡しトンズラする)

ガチャ

杉「？！」

貴『！！…』ｱｾﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

扉から誰か来やがった、しかもAも一緒？！

杉(A…お前、最初からそっち側だったのかよ)

俺は驚愕した

貴「…」ｸﾋﾞﾌﾘﾌﾘ

あ？首を降ってる。もしかして捕まったのか？

淀「どうした鯉登少尉」

鯉「鶴見中尉が旭川へ到着するまで白石には誰とも接触させるなと指示されているはずですが…」

鈴「中尉の言いつけを守らんと行けないのですか？淀川中佐」

杉(まずい、鶴見の手下か…淀川中佐は鶴見に弱みを握られている)

淀「戻れ！！お前など呼んでおらん」

鯉「犬童さま…」

なんだかAがニヤニヤしてる、どうしたんだ？

鯉「ちんちんぬきなっもしたなぁ」

白「ちんちん？」

何を言っているんだ？急に

鯉「薩摩の方言を流暢に使いこなすとお聞きしました」

淀「鯉登…何のつもりだｯ鯉「さっきおいがなんちゅうたか答えてみっくんやんせ」

杉「…」ドクン

俺は銃を持つ

鈴「よがへると冷えっくっもんでな」

この詐欺師、薩摩も話せるのか？！

杉(天才詐欺師と呼ばれることだけのことはあるぜ)