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84 危険 ページ34

尾形side




Aが喋れなくなってだいぶ日にちが経ち、今1週間がたとうとした頃




喋れなくなっても性格などは変わっておらず、特に気にせず今はこいつらと海で魚釣りをしている




尾「……なんでここに白石がいんだよ」




白「尾形ちゃん、その魚を1匹でいいの!ちょっと分けてくれない??」





どこから現れたかわからんこいつに疑問を持った。聞いてみたらずっとトランクのなかで寝ていたと←




尾「ダメだ、これはAに…」



アシ「大変だ尾形!!Aが違うクズリに連れてかれたッ!!」



杉「魚取ってる場合じゃねぇ!!早く探すぞッ!」




白「え?Aちゃんが?!」




尾「?!Aがッ…!!」ダッ





白石に他の奴らにもAを探すように伝え、アシリパと杉元と3人で走って近くの森に入る





アシ「クズリの足跡…こっちに続いてる!行くぞッ」




足跡の方向に走っていくと、何か生き物の声が響き渡ってきた




?「ググッッ…グガァ!」




突然、黒い生き物が杉元の背中を攻撃した





杉「ぐっ…!アシリパさん後ろ!」




次にもう1匹、黒い生き物がアシリパを襲う




アシ「うっ…」





尾「クソっ、こいつらクズリだ!!」





何匹ものクズリが俺たちの周りを囲い、ついには一斉に襲いかかってきた





持ち前の体力でクズリを避けたり持っていた釣り竿で殴ったりを繰り返すが、釣り竿が折れてしまい絶体絶命な状況となった




杉元とアシリパも攻撃していたが体力の限界が来ていそうだ。ちなみに俺ももう素早くは動けない




?『が、ガギィガァ…!ウギォオ!オガアァ!!!』




すると突然、俺たちの名前の発音に似た鳴き声が森中に響き渡った。ついさっき聞いた鳴き声と同じだ




茂みから飛び出してきたクズリは、あるはずの尻尾がなく、その傷口からは紅色の水が溢れ出ている




杉「また1匹クズリが来たッ!!」




そのクズリはこちらに向かって来るのではなく、他のクズリに攻撃していた




アシ「はッ!A!Aなのか?!」




貴『ググッグワァァァ!!!』




よく見ると目は引っかかれた傷が痛々しく付いてあった。尻尾も切れて重症のはず、なのにまだ動いている




俺たちを守ってくれているのか…?





尾「ッッッ!ダメだッA!もうそれ以上クズリに挑むんじゃない!!」





Aの目は血で赤くなり、見えなくなってもなおクズリに攻撃していた

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白文鳥(プロフ) - とても面白かったです!お疲れ様でした!! (2020年11月1日 8時) (レス) id: 2314000485 (このIDを非表示/違反報告)
- おめでとうございます!! 祝 (2020年2月16日 21時) (レス) id: 7788c7aee9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:☆夢腐女子☆ | 作成日時:2020年2月16日 19時

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