動物達と少女【ゴールデンカムイ】 (ページ31)

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81 クズリページ31

Aside

貴『な、何が起きてんの？なんで私………』

クズリになってんのぉぉぉぉぉぉお？！

床に落ちていた手鏡を覗いて見たらクズリになっていた

貴『いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！』

杉「んぅ？どうしたのA……は、はぁ？！クズリぃ？！！なんでここにｯ」

尾「何があった杉元…こいつクズリか？」

アシ「なんだ…？！なんで生き物がここに？」

そう言ってアシリパは私に近づいた

杉「離れてアシリパさん！クズリは凶悪な動物だ…気性が荒くてヒグマに立ち向かう位強い！」

3人は私から距離をとっていき、杉元は人間に戻った時に一緒に付いていた刀を押し入れから取り出した

貴『ま、待って！！銃刀法違反だよ！！』←

杉「…しゃ、しゃべった…？」

アシ「その声…Aか？！」

幸い言葉は話せるようで何とか佐一に切られることはなかった

貴『あ、朝起きた時こうなってて…』

/／
ピンポーン
＼

インターホンが鳴ったのでアシリパに頼んで抱っこしてもらい、玄関まで連れてってもらった

ｶﾞﾁｬ
アシ「だれだ？…勇作か」

勇「昨日ぶりです！あの、Aさん居ますか？」

アシリパがこちらを見た、多分勇作に私のこと言っていいかっていう意味だよね。全然いいお☆という意味を込めて頷いた

アシ「実は…これがAだ」

勇「……へ？」

貴『お、おはよう…勇作』

勇「へ、え、あ、な、なるほど、Aさんか、なるほど」←

すげぇ混乱してるやん

終いには納得しようとしてるし、無理せんでええんやで

勇「あ、今日北海道行くって約束したじゃないですか。準備は出来ましたか？」

アシ「今起きたばかりだからまだまだだ」

貴『時間かかりそうだから家に上がって！ごめんね？こんな姿で、意味わかんないよね。私もそうだから』

勇「い、いえ！その姿でも可愛らしいので、それはそれでいいと思いますよ///」ﾆｺｯ

この天然イケメンめ、その微笑みで私を殺す気だな？

貴『とりあえず朝ごはん食べよう。お腹空いた！』

アシ「そうだな」

尾「何してんだそこで…って、勇作さん」

チッて聞こえたのは気のせいにしとこ

勇「兄様！おはようございます」

百之助は無言で帰ってった。なんか喋ろう？一応弟なんだからさ。ほら見てみんな(見えない)あの優作の捨てられた子犬のような目を